リクナビダイレクト(既卒)の評判は?確かに便利ではある、けれど…
第二新卒や既卒から就職・転職を目指す人は、求人情報や就職活動の方法について迷ったり悩んだりすることもあるのではないでしょうか?転職サイトや転職エージェントを利用しようとすると、その数の多さからどれを選んで良いのか困ってしまったり、「第二新卒・既卒」専用の求人を見つけるのに苦労してしまったり…。
そこで利用したいのが、人材大手・リクルートグループが運営する「リクナビダイレクト 既卒版」です。大手企業だからこその充実した求人数とサービス内容で、既卒者対象の求人だけを見つけることができます。
今回は、「リクナビダイレクト 既卒版」のサービス内容や使うべき人の特徴などをまとめていきます。
この記事のもくじ
リクナビダイレクト既卒版 も既卒向けサービス?その特徴は…
日本最大級の就職情報サイト「リクナビ」といえば、新卒時の就職活動で利用した人も多いのではないでしょうか?
「リクナビダイレクト 既卒版」は、リクルートグループが運営する既卒者向けの就職サイトです。大きな特徴は、求人の検索機能がついておらず、あらかじめ登録しておいた情報を元に、マッチした企業の情報が送られてくること。週に2回、既卒が対象の求人情報を20件ずつ知ることができるのです。
「リクナビダイレクト 既卒版」を使うと、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?詳しく紹介していきます。
リクナビダイレクト既卒版 を利用するメリット
リクナビダイレクトには、大手だからこそのメリットが受けられるのも特長の1つです。
「既卒」の求人情報だけを知れる
転職サイトを検索しても、「既卒」の情報だけを得るのはなかなか難しいもの。「既卒」の求人を専門に扱うリクナビダイレクトは、既卒生なら登録しておきたいサービスです。
求人を出している企業は、10,000社以上。社会人経験がない人、卒業してから時間が空いてしまっている人など「既卒」に対する理解があるところばかり。入社スケジュールにも柔軟に対応してくれる企業が多いようです。
求人情報が週に2回届く
登録時に5つの質問に答えるだけで、毎週2回、マッチする企業からの求人情報が届きます。待っているだけで希望条件や価値観に合った企業の情報が送られてくるのはありがたいサービスです。
スキマ時間を利用して、気軽に就活を行えます。
書類選考なしで面接が受けられる企業も
「リクナビダイレクト既卒版」で紹介される求人の中には、書類選考なしで面接に進めるものも。企業側も採用意欲が強いため、内定が出るまでがスムーズです。
知らない企業と出会え、就活の視野が広がる
毎週紹介される企業は、登録した情報を元にしたオススメ企業。自分だけでは見つけることができなかった優良企業と出会えるかもしれません。
業種や業務内容に縛られずに、広い視野を持った就活ができるでしょう。
ちょっと残念なリクナビダイレクト既卒版 のデメリット
ただ、デメリットもあるのも確かです。特に利用者からは少し不安になるデメリットがあげられることも多いのですが…。実際にどんなものがあるかも事前に知っておいてください。
求人情報を検索できない
自分で求人情報を検索することができず、どうしても受け身になってしまうのがリクナビダイレクト既卒版のデメリット。
「自分で自分にあった企業を開拓したい」「たくさんある企業の中から選びたい」と考えている人には不向きなサービスといえそうです。
中小企業の求人が中心
「リクナビダイレクト既卒版」が扱っている求人情報の多くは、中小企業のもの。「大手企業で働きたい」「上場企業に就職したい」と考えている人にはおすすめできません。
中小企業・ベンチャー企業の中には、専門的なスキルや技術が身につけられる企業や新しいチャレンジを後押ししてくれる企業もあります。そういった企業にも目を向けることでより広い選択肢を得ることができるでしょう。
マッチングする企業が少ない
登録時に希望する条件を入力しますが、「希望とは異なる求人を紹介された」「希望となかなかマッチングしない」という人もいるようです。
幅広い企業・求人情報を知りたい人にはいいですが、就きたい職種や働き方が決まっている人には使いにくいサービスかもしれません。
求人を出している企業の質がよくない
「リクナビダイレクト既卒版」では、掲載企業の選定基準が緩いため、必ずしも優良企業だけを紹介されるわけではないようです。
紹介された情報を鵜呑みにするのではなく、しっかりと企業研究・情報収集をして、就職希望者自身が企業を選ぶ姿勢が必要となります。
リクナビダイレクト既卒版 の評判がいまいちパッとしない理由
「リクナビダイレクト既卒版」の口コミの中には、いまいちパッとしないというものも。
例えば「ブラック企業を紹介された」「企業とダイレクトで繋がるのが怖い」「東京在住なのに地方の企業を紹介された」などです。
それぞれどういった内容か見ていきましょう。
ブラック企業を紹介された
全体的に、求人を出している企業の質が悪いという声があるようです。
「リクナビダイレクト既卒版」の掲載には審査がありますが、その条件は非常にゆるく、掲載料もないため採用にお金がかけられない企業の求人が多くなってしまうのかもしれません。
中小企業=ブラック企業というわけではないので、求人情報だけに惑わされずにきちんと情報を収集し、自分にあった企業なのか見極めた上で応募するのがいいでしょう。
企業とダイレクトで繋がるのが怖い
「リクナビダイレクト既卒版」は、その名の通り企業と直接繋がることができるのが特徴です。
リクナビなどのサービスではアプリ内にメッセージやメーラーの機能がありますが、「リクナビダイレクト既卒版」では、企業と自分のメールアドレスで連絡を取り合います。
だからこそスピーディーに選考がすすむという意見がある一方、ダイレクトにやりとりをすることに怖い、嫌だ、と感じる人もいるようです。就活用のメールアドレスを作るなど、工夫をしながら使うのがおすすめです。
東京在住なのに地方の企業を紹介された
利用者の中には、住んでいる場所とは全く関係ないエリアの求人を紹介された人もいるようです。
「リクナビダイレクト既卒版」は対象企業数を10,000社以上とうたっていますが、求人数がこの数だけあるわけではありません。
保有している求人の数に限りがあるため、紹介される求人の質が保たれていないのかもしれません。
でも、リクナビダイレクト既卒版 は第二新卒・既卒が使う価値あり
口コミではネガティブな意見も寄せられていますが、既卒の人はぜひ「リクナビダイレクト既卒版」に登録し、活用することをお勧めします。
「リクナビダイレクト既卒版」は無料で利用でき、2週間に1度情報が送られてくるシステムになっています。担当者によるカウンセリングや面談もありませんから、気軽に登録して必要な情報だけを活用するのがいいでしょう。
また、就職活動をしているとどうしても業種や条件で応募企業を絞ってしまいがちです。幅広い求人情報が届く「リクナビダイレクト既卒版」で、思いがけない優良企業と出会えるかもしれません。
他の転職エージェントや転職サイトと併用しながら、上手に使いこなしていきましょう。
まとめ
既卒の就職をサポートしてくれる「リクナビダイレクト既卒版」。
メリットもデメリットもありますが、より多くの企業との出会いを求めて活用してみるのがおすすめです。
就職・転職活動をするまで知らなかった企業は数え切れないほどあるはずです。そういった企業の中に、じぶんにぴったりの企業が眠っているかもしれません。視野を広げながら就職・転職活動をしていきましょう。
一方、「リクナビダイレクト既卒版」だけの登録で既卒生が内定を獲得するのは厳しいかもしれません。
他の転職エージェントと併用するなど工夫しながら活動をしていきましょう。