日本テレビは第二新卒や既卒を採用しているの?評判・口コミを含めて検証してみた
エンタメやアニメが大好きな人なら、テレビ局に就職したいと考えたことが一度はあるのではないでしょうか。ゴリゴリのドキュメンタリー番組を作ってみたいと、野心あふれる人もいることでしょう。日本テレビは、日本で最も歴史の古い民放放送局です。2013年に開局60年を迎えた、テレビ局の老舗といえます。
日テレグループの中核会社はもちろん日本テレビですが、他にもBS日本、CS日本など衛星系、ケーブル系の情報発信会社を抱え、さまざまなコンテンツを世に送り出しています。さらに10数社の直接子会社、約30もの日本テレビ子会社を擁しており、押しも押されもせぬ巨大メディア企業としてその名を馳せています。
日本テレビに、第二新卒や既卒からでも採用されたら嬉しいですよね。果たして、日本テレビは第二新卒や既卒を採用しているのでしょうか。
その答えは…「YES」!しかも、
- 28歳以下なら、新卒と同じ土俵に立てる
- 部門によっては併願も可能
- 将来的には独立のチャンスも!?
など、そのメリットは枚挙にいとまがないほど。
この記事では、日本テレビの評判や口コミを含めて、第二新卒や既卒が日本テレビに採用される可能性を検証してみました。
この記事のもくじ
日本テレビは第二新卒・既卒の採用をしているか?
日本テレビは「新卒採用」と「キャリア採用」を行っています。2022年度新卒採用で情報が出ている職種は、制作・報道部門、メディアビジネス部門、デジタルイノベーター部門、技術部門などです。
各部門の募集要項を確認すると、応募資格は「1993年4月2日以降生まれで、2022年3月31日までに、四年制大学または大学院修士課程を卒業・修了、または卒業見込み・修了見込みの方」「2022年4月1日時点で28歳以下であれば、卒業済みでも応募可能」と記載されており、第二新卒・既卒でも応募可能です。
なお、「アナウンス部門(今後実施予定)」と「技術部門」との併願は可能なため、採用率がアップするかも!?
キャリア採用においては、業界こそ問われませんがスキルや実績が重視されます。中には応募資格が「実務経験○年以上」という職種もあるため、希望する職種においてまったくの未経験であれば採用されるのは厳しいと言えるでしょう。
日本テレビの事業内容は?
日本テレビが展開する事業は、放送法によるテレビジョンの放送事業、放送番組・映像コンテンツの制作・販売、動画配信事業、映画事業、イベント事業、海外ビジネス事業、メディア事業、ライツビジネス事業などです。制作局や情報カルチャー局などをはじめとする17の部署から成り立っている会社で、複数の部署が連携をとりながら、毎日さまざまなコンテンツを作って人々に届けています。テレビを観ていて目にすることが多いドラマや情報番組、動画配信チャンネルとして多くの人に利用されている「Hulu」など、日本テレビのサービスは普段の生活の中で馴染みのあるものとなっています。
日本テレビに入社できたらどんな経験を積める?
日本テレビに入社できたなら、手厚いサポート体制のなかで、メディアコンテンツを扱う人間として著しく成長できます。企画力、プレゼン力はもとより、業界知識と専門知識の両方を獲得することができて、気づけば一流のテレビマンとして大いに活躍していることでしょう。
日テレは17の部署から成り立っており、どの部署に採用されるかによって、仕事も雰囲気もガラリと違います。また、技術系と制作系など、職種によっても得られる経験がかなり違ってきます。
例えばバラエティやドラマの情報・制作局、情報番組の情報・制作局、スポーツ局、報道局といった部署では、実際にコンテンツの制作と放送に携わります。営業局では、スポンサーへのCM枠をセールスしますし、事業局ではイベントや通販ビジネスなどを担当します。また、メディア戦略局では、新しいメディアでビジネス展開をするための戦略を練ることでしょう。
テレビ局の裏方を支える経理局、人事局、総務局、そして社長室に配属されれば、大企業レベルのコンプライアンスを感じながら仕事ができます。他のどんな会社に転職しても恥ずかしくないレベルまで、ビジネス感覚を引き上げられるでしょう。
また、どんな部署に所属しても、福利厚生や研修制度については恵まれた環境にあります。メディア関連だけではなく、各分野のスペシャリストなどとも仕事をする機会があるため、人脈形成にも有効です。何らかの分野で独立したいと考えているなら、仕事のやり方や制度の利用の仕方次第で、効率よく準備をすることができます。
第二新卒から日本テレビを狙うなら?
第二新卒から日本テレビを狙うなら、まずは転職エージェントに登録してしまうのが一番です。なぜなら、日本テレビでは常に中途採用を行っているわけではないからです。現在の仕事も忙しい第二新卒のみでは、いつも公式サイトをチェックするような余裕はないでしょう。転職エージェントに登録すれば、最高のタイミングを教えてくれます。
また、「グループ会社のどれかであれば、入社できる可能性はあるのでは?」と考える人もいると思われます。しかしそうすると、今度は関連会社が多すぎて、目標を定めにくくなってしまいます。グループ会社まで射程に入れたとしても、やはり転職エージェントに登録して、自分のスキルと経験にぴったりの求人をあぶりだしてもらうことが重要です。
では、第二新卒から日本テレビに入社したいと考えたら、どんなプランが有効なのでしょうか。選ぶべき転職エージェントとともにご紹介します。
第二新卒から日本テレビを狙うためのプラン
まずは自分がテレビ局でどんな風に働きたいかをはっきりさせましょう。テレビ局の仕事は多岐にわたりますから、自分のどのような経験が活かせるか、また今後どのような経験を積みたいかによってキャリア形成のプラン立てを行わなければなりません。
過去の採用情報を見てみると、例えばアニメ・IPビジネス部門の場合、アニメーションの企画開発と制作、制作費の予算運用、コンテンツのマルチユース展開などにおいて、深い経験を持った人が求められていました。完全なる経験者採用で、さらに秀でたスキルがなければ採用されない募集内容です。
しかし、「やっぱり、経験の浅い第二新卒から目指すのは無理」と諦めてしまうことはありません。転職エージェントの力を借りれば、自力で挑戦するよりもはるかに正社員への道を狙いやすくなります。なりたい姿、やりたい仕事を描けたら、転職エージェントにそのイメージを具体的に伝えてみましょう。
一方、既卒から日本テレビを狙う場合は、既卒向けの求人が少ないこともあり、第二新卒よりも就活に不利な傾向があります。そのため、エージェン選びが就活成功へのマイルストーンとなります。
こちらのページでは、既卒の就活に強い就活サイトやエージェントや、選び方のコツなどについても詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
業界未経験の第二新卒で日本テレビを狙うためのプラン
日本テレビに限らず、テレビ業界の現場で求められている能力は、1にホスピタリティ精神、2にタフさ、3に情報収集力です。
ホスピタリティ精神については、テレビ業界は視聴者や出演者、スポンサーなどから成り立っていることをまず理解する必要があります。テレビマンは、これらのステークホルダー(利害関係者)に対する配慮が欠かせません。この精神は決して1日や2日で養えるものではありませんが、電車ではお年寄りに席を譲る、「ありがとう」を口癖にする、そんな小さなことを習慣にすることで自然と身につくかもしれません。
次に、タフさです。これは、肉体的なタフさはもちろん、精神的なタフさも含まれます。部署にもよりますが、不規則な勤務時間にハードワーク…基本的にテレビ業界は体力勝負の世界です。
また、特に生放送時などにおいて顕著ですが、ミスは許されません。常に緊張感を持って仕事に従事する必要があります。時には理不尽に叱られることもあるでしょう。そうしたシーンにおいても、冷静かつ柔軟に対応する精神的なタフさを持ち合わせなければ業界ではやっていけません。ただし、こうしたスキルについては、「やる気」や「熱意」でカバーできるかも!?
最後に、情報収集力です。テレビ業界のサイクルは早く、現場は常に新しいアイデアを欲しています。そのためテレビマンには、情報やトレンドをいち早くキャッチする情報収集力が備わっているのが大前提です。
これらの能力さえ有していれば、業界未経験者であってもテレビ業界を目指すことは十分に可能です。あまり知られてはいませんが、実はテレビ業界は、職種さえ選ばなければ、学歴や職歴も特に関係なく入社できたりします。これは、天下の日本テレビにおいても同じことが言えます。むしろ新しい風を吹き込む、と言う点では、業界未経験が十分な強みにすらなる可能性だってあります。
この3つのスキルの会得に追加して、しっかりと自己分析を行い、自分に向いている職種を見極めることも忘れてはいけません。
裏技として、日本テレビの番組制作会社や日本全国に30局ある日本テレビの地方局に転職するという手もあります。1ステップ置くことにはなりますが、業界経験者として日本テレビに応募できることになるので、まったくの業界未経験者よりは採用に有利に働くことでしょう。
いずれにせよ、もっとも重要なのは、日本テレビに対する情熱や熱意です。面接では、好きな番組とその理由、日本テレビでどんな番組をつくりたいかを聞かれることもあるので、事前にブレることのないアンサーを用意しておいてください。
こんな転職エージェントを選ぼう
日本テレビを狙うなら、まずは大手の転職エージェント数社に登録しましょう。さらに、マスコミ職種に特化した転職エージェントにも登録しておくことをおすすめします。必ず複数の会社に登録を行い、自分と相性の良い会社を見極めるのがポイントです。
日本テレビは常に中途採用枠を用意しているわけではありません。しかし、転職エージェント向けに非公開求人の情報を発信している可能性があります。日本テレビほどの人気企業となると、公式サイトで募集を行えば応募者が殺到してしまう恐れがあるため、採用コスト削減のために情報を制限するのです。
多くの企業が、とくに大手の転職エージェントに非公開求人の情報を与えています。だから、登録するならまずは大手数社をおすすめします。そのうえで、メディア系の求人情報が届きやすいマスコミ系特化のエージェントにも登録を行いましょう。女性であれば、女性の転職に強い会社もおすすめです。
複数の転職エージェントに登録したら、一回目のカウンセリングでは、自分と相性が良いか、そして面接指導を丁寧に行ってくれるかをとくに確認します。そのうえで、一社に定めるのが転職成功への近道です。信頼できる転職エージェントと、二人三脚で夢を叶えましょう。
日本テレビの求人や評判は?
実際に働いている社員の口コミによると、業績が右肩上がりでもさらに高みを目指し、会社としての目標や新しい取り組みを提示していく社風があるようです。そのため、社員が同じ目標に向かって働くことができ、会社全体のまとまりを感じられるようです。また、社員一人ひとりが成長できる機会も多く、より高いハードルを越えていこうとする意欲があればスキルアップも目指せそうです。