任天堂は第二新卒での転職は可能?評判・口コミを含めて検証してみた
任天堂株式会社は、家庭用ゲーム機器や玩具開発・製造・販売を手掛けている会社です。1980年代に誕生した「ファミリーコンピュータ」に代表されるゲーム機器、「スーパーマリオブラザーズ」をはじめとしたゲームソフトなど、日本のみならず世界に愛されるゲームを開発してきました。
近年では新型家庭用ゲーム機器「Nintendo Switch」の開発、スマートデバイス上で行うゲームアプリ「Miitomo」の展開など、新しいゲームの可能性に次々と挑戦しています。とくに第二新卒者の場合、幼い頃に任天堂のゲームに触れなかった人はいないといっていいほどではないでしょうか。
任天堂のゲームが好きな人、新しい人気ゲームキャラクターを自らの手で作り上げたい人、日本の文化を代表するゲームに携わっていきたい人などなど、任天堂への転職を希望する人の動機はさまざまでしょう。果たして、任天堂は第二新卒や既卒を採用しているのでしょうか。評判や口コミを含めて検証してみました。
せっかく就職できたのに思っていたのと違う…
なんてことのないように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
この記事のもくじ
任天堂は第二新卒の採用をしているか?
任天堂は、「新卒採用」「キャリア採用」「プロジェクト採用」「障がい者採用」などを行っています。第二新卒で任天堂に入社したいと考えている場合、これまでに職に就いたことがあるかどうかで、応募方法が違ってきます。職歴がない既卒者の場合は、新卒採用で応募できるようです。2019年度新卒採用の募集対象を確認すると、「2019年3月末までに高専、専門学校、大学、大学院を卒業見込みの方」となっており、「既卒の方で職歴のない方も応募していただけます。」との記載があります。
もし職歴がある第二新卒にあたる場合は、キャリア採用に応募することになるでしょう。業界での経験があるなら、プロジェクトごとに必要な人材を募集しているプロジェクト採用も確認してみましょう。
任天堂の事業内容は?
任天堂の主な事業内容は、家庭用レジャー機器の製造・販売です。種類豊富な家庭用ゲーム機器を開発し、いまや世界中で有名なキャラクターを生み出すなど、国内で名前を知らない人はいないのではないかと言えるほどの大手会社。
任天堂が初めて発売した家庭用ゲーム機は、「ファミリーコンピュータ」です。独創的なハード・ソフト一体型の娯楽製品を世界に向けて作り続けたことで、ホームエンターテインメント分野の産業において、世界に知られるブランドを確立してきました。ゲーム人口を拡大するだけでなく、任天堂IPに触れる人口を拡大することも目標に掲げ、常に新しい製品を作り続けています。
任天堂の求人や評判は?
任天堂の製品を利用するユーザーに対して「夢を売る」「楽しさや面白さを提供する」ことが仕事であると考えている社員が多く、ユーザーからの喜びの声などが仕事のモチベーションとなっているようです。福利厚生が充実しており、エンターテインメント産業におけるリスクを考慮した経営で給与も比較的安定しているので、業界内では他社に比べて働きやすいと感じられるかもしれません。
任天堂に入社できたらどんな経験を積める?
任天堂にはさまざまな職種があります。技術系であれば、ハードウェアとソフトウェアでは開発部署が違いますし、求められる専門知識も違ってきます。また、ソフトウェアの開発部署には、CGデザインやUI/UXデザイン、グラフィックデザインなどのデザイン系や、音楽や効果音を作るサウンド系があります。
このように、一口に「ゲームを作る」といっても、多くの部署の仲間が関わり、チームで働くことが重要になってきます。任天堂に入社し、技術系で働くのであれば、チームワークの大事さを肌身に感じながら仕事をすることになるでしょう。多くの人の立場や価値観に配慮できる感覚や、自分の意見を説得力あるものにするためのプレゼン力、交渉力などが身につきそうです。
なお、ゲームのアイディアを創出する制作企画系に配属されれば、ゲームのプロデュースに一番近い立場で働くことができるでしょう。「もっと面白く」を合言葉に、新しいゲーム作りに邁進する日々が続きます。
事務系であれば経理や法務、人事などのバックオフィス、BtoBのパッケージ製造やデジタル配信を行うパブリッシャー支援、国内外の販売管理などの業務があります。人を大事に育てる風土があるという口コミが多数上がっており、若いうちは大きな仕事を任せてもらえないかもしれません。しかし、じっくり物事に取り組み、着実に成長したい人には最適な職場といえるでしょう。
第二新卒から任天堂を狙うなら?
第二新卒から任天堂を狙うなら、就業経験があるため新卒採用枠にはチャレンジできません。キャリア採用枠で応募することになります。しかし、任天堂のキャリア採用は職種ごとの随時募集となっていて、いつでもエントリーできるわけではありません。求められるキャリアもまた、募集ごとに違います。
公式サイトに自分の希望する職種や自分のキャリアに適した応募が掲載されるまで待つというのは、すでに転職を考え始めた人にとっては、あまり現実的ではないでしょう。それでは、どうすれば効率的に転職活動できるのでしょうか。第二新卒から任天堂を狙うためのプランについて解説します。
第二新卒から任天堂を狙うためのプラン
第二新卒から任天堂を狙うためのプランはただ一つ、転職エージェントに登録することです。現職に忙しい第二新卒は、情報を入手する時間が圧倒的に足りません。それを補い、さらに希望の会社へ最短で転職できるよう後押ししてくれるのが、転職エージェントなのです。
また、任天堂のキャリア採用には、応募から採用までの間に、職種によっては作品選考があります。面接は複数回が予定され、念入りな面接対策が必要です。任天堂への転職実績がある転職エージェントであれば、任天堂ではどのような面接が行われるかを心得ています。的確な面接指導により、仕事を続けながらでも効率的な活動が可能になるでしょう。
ただ、転職のパートナー選びには慎重にならなければなりません。次項では、転職エージェントの選び方をご案内します。
こんな転職エージェントを選ぼう
事務系と技術系、デザイン系では選ぶべき転職エージェントが違います。それぞれご紹介しましょう。
まず事務系を目指すなら、選ぶべき転職エージェントは、とにかく大手です。大手の会社ほど、任天堂と太いパイプでつながっていることが期待されます。また、公式サイトには掲載されない非公開求人を多数握っているのも、大手の特徴です。任天堂の非公開求人の中から、自分のキャリアを活かすことができるものが見つかるかもしれません。
そして技術系であれば、大手のほかにエンジニアに特化した転職エージェントもチェックしてみましょう。専門性のある技術を獲得している人ほど、エンジニア特化型のエージェントが適しているかもしれません。
また、デザイン系であれば、デザイナー特化型の転職エージェントがあります。とくに作品選考がある任天堂のキャリア採用では、専門知識をきちんと心得ている特化型のエージェントに相談したほうが、的確なアドバイスを得られるでしょう。
重要なのは、どんな職種であっても、まずは複数の転職エージェントに登録することです。比較することで、自分と相性のよい担当者は誰かがわかります。仕事の合間を縫って、少なくとも2~3社のカウンセリングに出かけましょう。