博報堂は第二新卒や既卒を採用しているの?評判・口コミを含めて検証してみた

博報堂は第二新卒や既卒を採用しているの?評判・口コミを含めて検証してみたのイメージ

株式会社博報堂は、博報堂DYホールディングスの中核となる広告代理店です。「デザインの博報堂」と巷でいわれる通り、博報堂は優れたキャッチコピーを、美しい映像技術や紙媒体の広告にのせて、日本中を魅了してきました。森本千絵、佐藤可士和など様々なクリエイターを輩出してきた会社でもあります。

博報堂でクリエイティブデザインの技術を磨いて、いずれは独立したいと考える人もいることでしょう。また、博報堂の技術とアイディアを使って、クライアントの商品を世に広めたいと考えている営業志望の人もいるのではないでしょうか。

第二新卒や既卒からでも博報堂に入社できたら、とても嬉しいですね。果たして、博報堂は第二新卒や既卒を採用しているのでしょうか。評判や口コミを含めて検証してみました。

せっかく就職できたのに思っていたのと違う…
なんてことのないように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。

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この記事のもくじ

博報堂は第二新卒・既卒の採用をしているか?

大手広告会社として認知度が高い博報堂は、デジタルビジネスプロデュース要員、ビジネスプロデュース要員の職種でキャリア採用を行っています(2021年3月現在)。

どちらの職種も基本的には担当クライアントに対する営業が中心であり、クライアントの事業や経営に踏み込み、マーケティング全体の戦略を練るとともに実践を行います。

特に年齢制限などは設けていませんが、必須条件が「総合広告代理店、デジタル専業代理店での勤務経験」(デジタルビジネスプロデュース要員)、「総合広告代理店・専業広告代理店での勤務経験を複数年お持ちの方」(ビジネスプロデュース要員)のため、残念ながら既卒は応募資格がないようです。

第二新卒の場合はポテンシャル重視の採用となりますが、職種は何であれ同業他社での実務経験が必要不可欠と言えそうです。過去には、第二新卒の採用枠を2倍に拡大するなど第二新卒を対象とした求人もあり、実際に異業界からの人材も採用していた実績はあったものの、2021年3月現在はそのような動きは見受けられません。

博報堂の事業内容は?

広告事業を行う会社として知られている博報堂ですが、広告以外にも幅広い分野・方法でサービスを提供しています。博報堂が展開する事業は、「マーケティング」「クリエイティブ」「アクティベーション」「コンサルティング」「事業開発/イノベーション」「PR」「メディア&コンテンツ」「テクノロジー・R&D」「デジタル」「グローバル」に分けられます。それぞれの分野で、近年のデジタル化・グローバル化に合わせた新しいマーケティングソリューションを提供しています。

博報堂に入社できたらどんな経験を積める?

博報堂に入社できれば、チームで働くことの大事さを感じながら、個性的なメンバーとともに感性を磨いていけます。WEB、TVCM、広告、さまざまなシーンで、さまざまなクライアントと頻繁に意見交換を行いながら、自身の役割を全うするべく努力していくことになるでしょう。

広告には、たくさんの職種が関わります。仕事のすべてを取り仕切るクリエイティブディレクター、企画立案を行うインタラクティブプラナー、言葉の力で人に訴えかけるコピーライター、法人営業を行うアカウントエグゼクティブなどなど。どの職種も、クライアントの商品の魅力を最大限に引き出すという使命は同じです。

デザイナーだから、コピーライターだからクリエイティブな発言をすべきだとか、営業だからクライアントの事情にのっとったシビアな発言をしなければならないといった空気はありません。チームの全員がクリエイターであり、クライアントの気持ちを代弁すべき人間です。企画は何度も揉まれ、次第に良いものが出来上がっていくことでしょう。ゼロから1を生み出すことの大変さと充実感を味わい、また他者の意見を聞く柔軟性が養われます。

センスと実力、そして人を動かしていく魅力があれば、どんどん高みへ上っていけます。たくさんのデザイナーを束ねる立場になるか、営業としてクライアントとクリエイターをつなぐ架け橋を極めるか、広告戦略全体を動かすディレクターになるか、はたまた独立するか。全てあなたの感性と意欲次第です。

博報堂の仕事内容

博報堂の仕事は大きく「営業」「マーケティング」「制作」の3つの部門に分けられ、それぞれに多種多様な職種が存在しています。こちらでは、部門ごとの仕事内容を紹介します。

営業

一般的に、営業と言えば「自社製品をPRし会社の売上につなげる」というイメージですが、博報堂の営業はまったく違った側面を持っています。具体的には、クライアントの課題を探し、解決法(企画)を提案すること、つまり無形の営業スタイルとなっています。
提案する企画は各部門/職種が連携してつくられますが、営業担当は各部門とクライアントとの間に立つ「調整役」として機能します。さまざまな立場の人たちと関わりを持つため、コミュニケーション力やディレクション力が求められます。
企画の受注後も、予算やスケジュールを相談しながら企画の遂行を目指していきます。

マーケティング

営業が受注した企画に対して、さまざまなデータをもとに調査・分析・対応するのがマーケティングの仕事です。また、分析するだけではなく、データをもとに将来的な動きを見越し、クライアントに立案することもマーケティング担当の重要な役割のひとつです。

制作

営業が受注した企画を、具体的に形にします。アイディア出しなどから、実際のコピーやグラフィックの制作までを行います。クライアントと接する機会は少ないだけに、営業から聞いたクライアントの課題や要望をしっかりと把握し、クライアントの要望通り、あるいはそれ以上の成果を出すことが制作担当のミッションです。

博報堂の求人や評判は?

博報堂は、男女で仕事内容の差別をされることが無く、努力次第で結果を出していける会社のようです。男性社員と女性社員の垣根が無いことで、女性社員でも長時間労働になってしまうことはあるようですが、意欲的に仕事に取り組みたい女性にとっては嬉しい環境があるようです。自由にプロジェクトを作り、成果を出した分はきちんと給与で返ってくるなど、実際に勤務している社員からの評判は良いように感じられます。また、広告業界の需要が高まり、クライアントからの依頼件数が増えてきているため、博報堂では中途採用の枠を増やす動きが見られています。第二新卒・既卒の求人を期待できる広告会社のひとつです。

第二新卒から博報堂を狙うなら?

第二新卒から博報堂を狙う場合は、キャリア採用に応募することになります。公式サイトには時期によりますがさまざまなキャリア採用の求人があり、就業経験が浅くても応募できる案件も存在しています。よって自力で応募することもできますが、おすすめなのは、転職エージェントを利用することです。

博報堂は広告代理店の中でもトップを争うほど学生に人気の企業です。よほどの実績がない限り、書類選考の段階で落とされてしまいます。採用担当者と直接コミュニケーションを取れない書類選考を通すためには、業界研究や企業研究が必要になります。しかし、すでに社会人となっている第二新卒者には、その時間が取れないのではないでしょうか。

自分の魅力とポテンシャルが十分に伝わる選考書類を作れるよう、転職エージェントに指導してもらいましょう。第二新卒が仕事を続けながら博報堂を狙うためのプランや、選ぶべき転職エージェントについてご案内します。

第二新卒から博報堂を狙うためのプラン

第二新卒から博報堂を狙うために、今日からでも転職エージェントに登録を行いましょう。それが、たった一つの非常に有効なプランです。現職で目覚ましい成果を上げることも、書類選考や面接で有利になるためにはもちろん必要です。しかし、博報堂は丸腰単身で立ち向かえる相手ではありません。強力なパートナーを得て初めて、転職が現実味を帯びてきます。

また、公式サイトに自分が希望する職種が掲載されていないため、「まだ転職する時期ではない」と考えているとしたら、それは間違いです。転職エージェントには、数多くの非公開求人が眠っています。その中に、博報堂の求人が、しかも自分が希望している職種があるかもしれないのです。情報取得のためにも、転職エージェントの利用は不可欠です。

博報堂への転職に活かせそうな資格・スキル

広告・マーケティングの知識はもちろん、トレンドへのアンテナ、情報を取捨選択するセンスが必須となります。特に、インスタグラムなどSNSの活用を通じて、自らがトレンドリーダーとして数千人単位のフォロワーがいる「実績」も有効なアピールポイントになります。事実、同業他社のコピーライターなどの求人では、「フォロワー1万人以上」「インフルエンサー」などの条件を提示していることも多々見受けられます。

なお、広告・マーケティングの知識については民間のスクールや講座も用意されているため、本格的に基礎から学びたい人は活用してみても良いかもしれません。
部門別に見ると、営業ではスケジュール管理力やコミュニケーション力、マーケティングではデータの分析力や洞察力、制作ではクリエイティブの実務経験が有利に働くことでしょう。

また、グローバルにも注力している同社なので、そうした部署でなくても語学力があった方が重宝されます。キャリア採用の場合は営業職からのスタートが一般的ではありますが、実力次第ではグローバルな職種に異動できる可能性もあります。
いずれにせよ、現状では業界経験が必須なので、まったくの業界未経験者は、まずは同業他社で実務経験を積むことがスタート地点と言えそうです。

自分が将来的に博報堂のどのポジションで働きたいのか? 将来を見据えて、必要なキャリアを今のうちから身につけておきましょう。

こんな転職エージェントを選ぼう

博報堂へ第二新卒からチャレンジしたい人は、営業系なら大手2~3社に、デザイン系なら大手1社とクリエイティブ系に強みのある会社1~2社に、それぞれ登録を行いましょう。また、営業系を狙うなら、派遣や契約社員に強みのある会社を利用するのもおすすめです。

営業系に大手を選んでほしい理由は、2つあります。
1つめは、日系企業の若手営業系に強みがあるのが、大手の転職エージェントだからです。2つめは、たくさんの非公開求人が眠っているのも、また大手の強みだからです。

なお、博報堂の営業職は、契約社員から正社員へステップアップするのが中途社員の特徴でしたが、2121年2月現在は正社員のみの募集となっています。とは言え、グループ企業においては契約社員や派遣社員も広く募集しているため、そうした企業から本家博報堂にステップアップしたいと考えている人は派遣、契約社員に強みのある会社に登録しておくと、求人にアクセスしやすくなるでしょう。

また、今はまだ博報堂に転職する資格すらなくても、将来的には確実に博報堂に転職したい。そう思う人であれば、大手/デザイン系エージェントに加えて、第二新卒や既卒に特化した転職エージェントにも登録することをおすすめします。博報堂への転職の足がかりになる同業他社を紹介してくれるかもしれません。

そうした方は下記の記事を参考にしてくださいね。幸い、現状(2021年3月)の時点では博報堂の求人に年齢制限はないため、同業他社でキャリアを積んでから本命(博報堂)への転職を試みることも決して遠回りではありません。

複数社に登録してほしい理由は、より相性のいい担当者を選んでもらいたいからです。大手やクリエイティブ系といっても、日本には転職エージェントがたくさんあります。自分にぴったりの転職プランを練り上げてくれる会社を選ぶためには、比較対象が必要です。社会人の限られた時間の中で複数社と付き合うのは大変ですが、少なくとも2~3社に登録し、一度はヒアリングを行ってもらいましょう。
本当に親身になってくれる担当者、自分の希望を最短で叶えるプランを提示してくれる担当者との出会いが、博報堂への転職の近道となります。最強のパートナーを、ぜひ自らの目で見極めてください。