第二新卒や未経験でもクリエイター・クリエイティブ職を目指すには?仕事のやりがい、スキル、転職方法の本当のところ
いつの時代も人気のクリエイター・クリエイティブ職。才能がある、選ばれし者のみが従事する職種だと思っていませんか?
実は一般人、第二新卒や未経験にも手の届く仕事なのです。ただし、ちょっと独特な職種なだけあり、目指し方にもコツがあるというのが真実のところ。
この記事では、第二新卒や未経験からクリエイターになる夢を叶える方法についてお伝えします。
この記事のもくじ
クリエイター・クリエイティブ職とは?具体的にはどんな仕事をする職種?
Webや雑誌、テレビ、ゲーム、洋服など、ありとあらゆる制作物に関わる仕事のことをクリエイティブ職と呼び、そこに属している人たちを総称してクリエイターと言います。
クリエイターには大きく2つの種類があります。まずは、画家やプログラマーなど、専門スキルや感性を発揮して0からモノを創出する人たち。次に、編集者などのように、ディレクションや進行管理、予算やスタッフのマネジメント等を通じて、ひとつのモノをつくりあげる人たちです。
クリエイターが所属する代表的な領域と、第二新卒や未経験が挑戦しやすい職種は下記の通りです。
- 芸術系:デザイナー、アートディレクターなど
- ゲーム系:エンジニア、3Dデザイナー、プログラマーなど
- Web系:プログラマー、エンジニア、Webデザイナーなど
- 文筆系:ライター、編集者など
クリエイター・クリエイティブ職の仕事内容
こちらでは、クリエイターの領域の中でも第二新卒や未経験にもっとも現実的な「Web系」に焦点を当て、その仕事内容をご紹介します。
Webディレクター
Webサイトやコンテンツの制作プロジェクトの責任者として、クライアントとの折衝やチームのマネジメント、コスト管理などを行います。第二新卒や未経験の場合は、アシスタントから目指す方法があります。
Webマーケター
Web上の広告などを使用したマーケティングを通じて、企業の売り上げアップを図る仕事です。具体的には、ターゲットの設定、マーケティング施策の企画・実行、効果測定などを行います。
Web動画編集者
撮影した動画や素材をWeb上で公開するために最適な形に編集します。動画専用の編集ソフトを用いるため、専門的な知識・スキルが求められます。
コーダー
未経験OKの募集が多い職種です。Webデザイナーが設計したデザインを元にコーディングを行い、実際にWebサイト上でデザイン通り表示させる役割を担います。
エンジニア
コーダーの上位職であるマークアップエンジニア、そのさらに上位職であるフロントエンドエンジニアなどがあります。特にフロントエンドエンジニアはPHPなどを用いた高度なコーディングやマルチデバイス対応などを行うため、最低でもコーダーやマークアップエンジニアの経験がないと挑戦するのは難しいでしょう。
Webデザイナー
クライアントからの依頼通りにWebページのデザインを制作します。具体的には、コンセプト設計やワイヤーフレームの作成、コーディングなどの業務を担当します。
Webライター
Web上に掲載する文章のライティングを行います。そのほか、企画出しや取材、校正を行うこともあります。専用のソフトを用いることもありますが、扱いはそれほど難しくありません。未経験でもチャレンジしやすい職種です。
クリエイター・クリエイティブ職の仕事にはやりがいを感じられる?将来性は?
クリエイター・クリエイティブ職の仕事のやりがいは、自分が携わった制作物が世の中に出て、どんな形であれ影響を与えることができることでしょう。
特に制作物が商品など有形である場合は、「モノづくり」の楽しさを痛感しながら働くことができるし、サービスやアイデアなどの無形商材であれば、自分のスキルや発想次第でどんどんキャリアアップできるし、収入アップも可能です。
また、ゴール(正解)がなく、どこまでも仕事を追及できることもクリエイター・クリエイティブ職のやりがいのひとつかもしれません。
将来性については、クリエイター・クリエイティブ職はAIや機械に代替されにくい職種のため、安泰だと言われています。ただし、そのニーズは日々変化していくことから、現状に留まっているようであればあっという間に立場が怪しくなります。
常に必要とされる人材になるためには、さらなるスキルアップを目指す必要があります。例えば、Webデザイナーでありながら原稿も読める。そんなマルチなスキルがあるクリエイターなら、世の中がどんなに不況に陥っても前線で活躍できることでしょう。
クリエイター・クリエイティブ職志望者に求められる具体的なスキル・資格や人柄
クリエイター・クリエイティブ職志望者に求められるスキルは職種によって異なりますが、第二新卒や未経験の場合であればキャリアが不十分でもポテンシャル採用される可能性があります。
クリエイティブ職はクライアントや消費者ありきの職種であるため、コミュニケーションスキル、情報収集力、情報を分析するスキルが大前提として求められます。また、周囲と連携しながら制作を進めることが一般的なため、協調性やビジネスマナーも重要でしょう。こうしたスキルについては、社会人経験がある第二新卒や未経験ならば既に培っている人も多いのではないでしょうか。
特に資格の有無は問われないことが多い職種ではありますが、職種によっては資格が有利に働くこともあります。例えばWebデザイナーを志望するのであればウェブデザイン技能検定、Webクリエイター能力認定試験などが挙げられます。何よりも、資格の取得は「努力を重ねた」というアピールにもつながるのでおすすめです。
未経験/第二新卒だけどクリエイター・クリエイティブ職を目指してみたい!それは可能?
未経験から/第二新卒からクリエイター・クリエイティブ職を目指すことは可能です。とは言え、専門的なスキルや知識が必要な職種においては、新卒でもない限り経験者を採用しない傾向が高いようです。
ただし、業界や職種によっては未経験/第二新卒が歓迎されることもあります。例えば不規則な労働時間を強いられ常に人手不足のWebデザイナーなどは、若さと体力に自信がある未経験/第二新卒が有利となるでしょう。
いずれにせよ、まったくの未経験からクリエイターを目指す場合は、その職種に必要な知識を学ぶことが大前提です。例えば、デザイナー系なら、個人的にポートフォリオ(作品集)などを作成して、やる気をアピールすることも効果的です。
また、効率よく確実に転職成功を勝ち取るためには、転職のプロである転職エージェントへの登録が欠かせません。中には第二新卒やクリエイティブに特化したエージェントもあるし、世間には流通していない非公開求人も。これまでノーチェックだった、意外なクリエイティブ職にも出会えるかもしれませんよ!
本当に頼れるエージェント、そうではないエージェントの見極めに読んでみてください。
第二新卒や未経験がクリエイターになるのは、棘の道、というわけではない!
クリエイター・クリエイティブ職には、確かに専門的な知識やスキルが必要です。しかし、知識を吸収する引き出しをたくさん持っている第二新卒や未経験であれば、それを見込まれてクリエイターデビューできる可能性は十分にあります。
ただし、何の知識もないまま独自で転職活動をしてしまうと、人気職種ゆえブラック企業に遭遇してしまうことも…。そんなリスクを回避するためにも、スキルアップや情報収集などに励むとともに転職のプロの力を借りて、憧れのクリエイターへの転身を実現させましょう!