ブラック企業を辞めた。ら、脱出できた喜びがあふれてきた【20代の転職成功体験談】
女性/23歳(転職時)
転職活動期間:3ヶ月
この記事のもくじ
自分が新卒就活に失敗した理由は、妥協したこと
就職活動をしていた年が就職氷河期で、人気企業には説明会への出席すらなかなかできない状況でした。
就職浪人だけはしたくなかったので、本当に就職を希望していた職種以外にも視野を広げようと思い、違う分野でも就職活動を行いました。結局その希望とは違う分野で内定を2社からもらったところで就職活動を終了しました。最後に妥協して決めてしまったため、入社後は希望職種とのギャップに悩むことになってしまい、後悔しました。
転職を決意した理由は、「生きるために働くべき」と気がついたこと
新卒で入社した会社がブラック企業だと感じたからです。
残業手当は一銭も出ないのに残業は月100時間越えはザラで、力仕事もあったので次第に身体を壊していきました。バネ指、腰痛、肩の痛み、寝不足などが辛くて、体調も崩し、同期もどんどん辞めていったので、毎日辞めることばかりを考えるようになりました。
働くために生きているのではない、生きるために働くべきだと気づいたとき、このままここにいたら死んでしまうと思い、転職することを決意しました。
一刻も早く辞めたくて、アルバイトしながらゆっくり探すことに
まずは今の会社を一刻も早く辞めようと思い、上司に相談しました。人手不足だったので当然引き止められましたが、辞めるのは労働者の権利だと思い、折れずに退職時期を交渉しました。
アルバイト先だけを決めて、貯金はできなくとも生活費が賄えるくらいの額が稼げるところでアルバイトをし始めました。アルバイトをしながら、ハローワークなどで転職先を探しました。今度は失敗したくなかったので、時間をかけてじっくり選ぼうと思い、下調べは入念に行いました。最初の就職先のような中小企業ではなく、労働環境がしっかりと信頼ができる上場企業に的を絞って就職活動を行いました。また、面接時には職場の見学もさせてもらい、入社後にギャップがないようにしておこうと思っていました。
自分なりに思う、就職を成功させられた理由はたくさん時間をかけたこと
妥協をせずにたっぷりと時間をかけて就職活動を行ったことだと思います。一度会社に入社をしたら、なかなか辞められるものではないし、何度も転職してしまうと短い職歴ばかりが増えてしまいます。職歴が多すぎると「すぐに投げ出して辞めてしまう人」だと思われてしまうので、最低でも3年は働けるような職場を探すことが大切だと思います。
また、給与面や労働時間についてだけでなく、自分がどういった業態をすることになるのか、有給の消化率はどれくらいか、産休・育休を取得できるか、産休・育休を取得した人は実際に職場復帰できているのかなど、面接時には面接官に遠慮をせずにしっかりと聞いて疑問点をなくしておくことも大切だと思います。
実際に転職したら、ブラック企業から脱出できた喜びを感じた
前職と違って、残業代や深夜手当が全額支払われるという本来当たり前のことが当たり前になされていることにまず感動しました。前職よりも格段に少ない労働時間で、前職よりもはるかに多い額のお給料がいただけたので、自分のことをいかに高く売るかが大切だと感じました。
転職をするとまた一から仕事を覚え直さなくてはならないので、その大変さはもちろんありますが、それでもその苦労をして余りあるメリットがあったと実感しています。慣れた環境から新しい環境へと一歩踏み出すことは勇気のいることですが、もしあのまま一歩を踏み出すことをせずにブラックな環境で働き続けていたら、人生を台無しにしていたかもしれないと思うとゾッとします。
これから転職しよう!と思っている方へのメッセージ
転職へ踏み切ることは、勇気のいることだと思います。辞める際には嫌な思いをするかもしれないし、会社への迷惑を考えてしまうかもしれません。
しかし、これは自分の人生です。自分が動き出さなくては何も変わらないままだし、会社はお給料をくれることはあっても人生を保証してくれるわけではありません。より良い環境を求めて行動することは、必ず良い結果につながるはずです。
自分がしたい働き方が実現できる会社は、時間をかけて探せばきっと見つけられると思います。どういう働き方がしたいのか、どういう生き方がしたいのかをよく考え、行動すれば、きっと理想の人生に近づけるはずです。