【既卒→ニート→正社員の就職体験談】就職できない!と気持ちが焦った時は、じっくり自分と向き合うと良かった

女性/23歳(転職時)
転職活動期間:3ヶ月
この記事のもくじ
就職失敗→既卒→そのままニートに。自問自答が就職へのきっかけでした
就職氷河期に大学を卒業して、就職できないままニートをしていました。私なりに精一杯就職活動を2年間していたはずだったのですが、内定を1つももらえないまま卒業してそのままニートでした。
私がニートをしている期間も一緒に大学を卒業した友人は、新卒でみんなが知っているような一流企業に入社して先輩に恵まれながらOJTを受けつつ会社の同期と仕事の大変さをウキウキと話している姿を見て、「私は友人と同じ道を歩いていたはずなのにどこで間違ったんだろう…」と自分に問いかけたことがきっかけでした。”
第二新卒という立場、ハローワークの使い方、模索しながら進めました
まずはインターネットで情報を探しました。新卒を失敗してからずっとニートで、就活の仕方を検索すれば検索するほど新卒カードという1回しか使えない重要なカードを逃したという後悔に苛まれました。
そのなかで新卒ハローワークとなるものがあると知り、平日に足を運びました。担当者から求人はどんなものがあるのかと聞いて話をしているうちに、「あなたはまだ若いのだから頑張れば就職できる!」と転職サイトの利用を勧められました。
そこで第二新卒という言葉も知りました。
その後は大学の就活中に考えたアピールポイントや志望動機を見直して第二新卒でも活用できるように変えました。履歴書も大学のものは使えないので、自分が書きやすい項目のみが載っている履歴書を探しました。
利用したのは、リクナビNEXTとDODAでした
新卒と第二新卒のアピールポイントの違いを分かりやすくまとめてくれていたのでとても助かりました。私を採用したいと希望している企業からのスカウトがあったので、どのような業種職種に求められているのかも知ることができました。
ハローワークでは掲載されていない企業の求人もあり、求人についての担当者のコメントも「どのような点を求めて求人を出しているのか」というポイントで絞られているので志望動機が書きやすかったです。
自分なりに思う、就職を成功させられた理由
転職成功の理由は情報量だと思います。
社会に一歩出ると誰も助けてくれないということを実感しました。学生時代はキャリアセンターに行けば誰かがヒントを出してくれていたのですが、社会人となると誰も助けてくれませんでした。そんな時にハローワークの担当者がいろいろ教えてくれて親身に相談に乗ってくれたのでとてもありがたかったです。
転職サイトでも、文面が長く文字を読むことに疲れたこともありましたが、最後のほうに分かりやすくまとめてくれていたりしたので最後まで諦めなくて良かったです。会社のパンフレットやホームページを読むだけではわからないこともたくさんありました。ネットの口コミには嘘もありましたが、その分真実もありました。
実際にニートを脱却して就職できた感想
正社員になれて毎日が忙しくなりました。ニート時代は毎日が休日だったのが、仕事を始めると土日しか休日がなくなりました。退屈だった休日が待ち遠しい休日になりました。
仕事にやりがいを見出すことができてから、会社の中で自分の存在意義を見出すことができ、会社にも止まられる存在になりたいという目標を見つけることができました。就職してからは先輩の紹介や異業種交流会に参加して友人の輪も広がりました。
お給料が入ってからは自分の好きなものを好きなように購入することができました。休日には誰にも文句を言われずに趣味に没頭することができました。美味しいものを食べに行くことができ、楽しいところに遊びに行くことができ、休日に予定を埋めることが楽しくなり私生活がとても充実しました。
これから転職しよう!と思っている方へのメッセージ
ニート卒業の決意も簡単にできないと思います。正直、転職活動をしていた3か月間は地獄の毎日でした。
頑張って考えた志望動機、何度も書き直した履歴書、面接では自分を否定されるような雰囲気に泣きそうになり、どれだけ頑張っても何社にもお祈りされ、心が折れた日もありました。
しかし、いつかその努力を認めてくれる会社に出会うことができるので、それまで少しの間頑張ってください。
ゴールが見えないトンネルですが、頑張った分ゴールした時の成果は大きいです。