第二新卒がiターンの転職活動!郊外の求人の少なさが盲点でした…【転職成功体験談】
女性 /25歳(転職時)
転職活動期間:3ヶ月
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転職を決意した理由は、胃を患い退職を余儀なくされたこと
新卒で入社したところは、ベンチャーの理念を支持していて労働時間が長いブラック企業で有名でした。当時は珍しかった裁量労働制で、業務がこなせれば拘束時間はないというようなシステムでした。確かに融通をある程度利かせている先輩もいましたが、到底1日14時間程度ではこなせる業務量ではなく、また新人向けの指導も確立されてないような状況でした。
私は対顧客の部門にいたので、ユーザーに迷惑をかけるのが一番心苦しく、追い詰められていきました。その結果だと思いますが、胃を患ってしまい、退職を余儀なくされました。
転職のためにはじめたのは、引っ越し、そして転職相談
まず胃の病気について上司に相談したところ、セカンドオピニオンを受けるよう指示されましたので専門医にかかりました。結果、ストレスが原因だろう、仕事を辞めたら治るだろう、と言われました。
また、当時の勤務場所は転勤先(関西)で退職後にそこにいる理由がなかったので、次の勤務地を決めることが必要でした。そこで一度九州の実家に帰ることを考えていましたが、幸いなことに当時付き合っていた方と同棲することになりました。
同棲場所(東海)は全くの新天地なのでまずその土地での家探しを行い、転職するにあたって地域の主要産業、地域特性、観光業などを調べました。同時期に転職エージェントにも登録し、職務経歴書の作成と面接を行いました。
郊外での仕事探しは思ったより難航…
新卒で入社した会社も、やりたいことでは特になかったので、転職先も業種や職種の希望ではなく、働きやすいことを重視しました。
複数の転職エージェントに登録し、それぞれ希望の条件で探してもらいました。また、少し遅れてハローワークへも職探しに行きました。
転職エージェントについて誤算だったのは、名古屋近郊の会社募集は多いのですが、郊外となると極端に数が少なくなることでした。何社か面接をしていただきましたが、通勤に1時間程度かかるところばかりで、実際の勤務は難しいだろうなという印象でした。結局ハローワークで初回の職探しをしたときに運良く地元の病院の募集を見つけ、全くの未経験でしたが経歴を評価され採用していただけました。
転職エージェントでブラッシュアップしてもらった職務経歴書が良かった
たまたまだと思いますが、採用されたところでの採用担当が権威に弱いタイプだったので、学歴や前勤務先の規模や職務経歴が魅力的だったようです。職務経歴書は自分の実力だけでなく転職エージェントによってブラッシュアップされたものだったので、非常に感謝しています。
また、普段緊張しがちなのですが、どうせ落ちるだろうなと思って行ったので面接時には落ち着いて対応できました。
他に考えうる理由は、経験のないことでもやってみようという気概、訪れたチャンスは逃さないという意志だと思います。あとハローワークはネットでは変な求人しかないと見ますが、私は実際に良い職場を見つけたので、お金をもらうためだけでなくきちんと職探しをすることも重要なのではないかと思います。
転職したら、人間らしい暮らしができるようになって、穏やかに過ごせるように
給料は減りましたが思ったよりは減らず、残業がほとんどないのは心身共に良いです。また、前職は「自分で考えろ、導き出せ、その過程が大事!」というような教育で、考えてもわからんことはわからんと疲れ果てていたので、あまり色々と考える必要がない職種というのはこんなに楽なんだなと実感しました。
前職のときはストレスが溜まると家族や交際相手に当たってしまうことも多々あったのですが、転職してからは穏やかになり、周りも喜んでいます。また、料理や部屋の掃除をきちんとする時間も取れるようになって、健康的になりました。
前職で培った精神力や技術は一生モノなので、新卒で入ったことに後悔はしていません。むしろ今の幸せを実感するためのステップだったのかもしれません。
これから転職しよう!と思っている方へのメッセージ
無職期間ができるのではないか、給料が下がるのではないか、福利厚生が良くないのではないか、仕事は良くても人間関係が辛いのではないか、と、次の職に対しては不安ばかりだと思います。ですが若いうちはフットワーク軽く色々な会社を経験するのも大事ですし、取り返しが付くので大丈夫だと思います。
できれば今の会社から「いつでも戻ってこい」と言われるくらいの実績を作った上で、ステップアップへの道を閉ざさないでほしいと思います。