【外資に転職する方法】ぶっちゃけ、英語力なし、未経験、20代でもイケる?
突然ですが、「外資」という響きにどんなイメージがありますか? 多くの人は、「高給」「実力主義」「英語が不可欠」「エリート」など、まるで職業界におけるサラブレッド的なイメージを持っていることでしょう。
そんなサラブレッドに凡人が憧れるのは当然の話です。だけど凡人がサラブレッドになれるチャンスがあるとしたら…? それは是非チャレンジしてみたいですよね。。
この記事ではサラブレッドへの目指し方を、踏むべき課題も含めてご紹介します!
この記事のもくじ
未経験だけど外資企業に転職したい!実際に求人はある?
外資企業で未経験OKの求人はなくはない、というのが実際のところです。求人を検索すると「未経験OK」と記載されている外資の求人もあるにはありますが、実際の選考にはこれまでの外資以外でのキャリアが100%と言っても過言でないくらい重視されます。
未経験OKの求人で多いのは、製薬業界のMR、生保業界の営業、コンサル業界のコンサルタントなど。前者2つはある意味接客を担当するので、それに近しい業界にいた人であれば書類選考を通過する可能性も大きいかもしれません。コンサル業界についてはとくに競争が激しいため、日系企業でコンサル経験がある人でないと書類通過は難しいでしょう。
また、自分で求人を探すのには限度があります。まず、自分がどの程度のレベルの求人に応募して良いのか分からない、ということがほとんどだと思いますし、当たって砕けろ、では通用しない世界です。そんな時は、転職エージェントに相談を。非公開物件も多く揃えていますし、自分では見つけられなかった外資求人を紹介してくれる可能性もありますよ。
そもそも外資企業ってどんな企業を指すの?
外資企業の定義は、外国の法人、あるいは外国人が一定以上の出資をする日本企業とされています。具体的に外国人株主の割合が○%以上、などとは定まってはいません。いくつかのタイプがありますが、最も多いのが、外国の企業が日本支社として日本で会社を設立したケースです。
外資系企業とはなにか?についてこちらの記事でとても詳しく解説されていました。ぜひ併せてご覧ください。
第二新卒や既卒が外資企業に転職する方法
外資企業に転職する際、特に年齢制限はありません。ただし、若ければ若いほど有利なのは事実です。第二新卒や既卒であれば30代以降とは異なり、即戦力を求められることも少ないので積極的にチャレンジすることができます。
転職する方法はいくつかありますが、いずれにしても事前準備が転職成功の鍵を握ります。
まず、外資企業に対するリサーチを怠らないこと。日系企業とは文化や働き方が異なるため、それをしっかり理解しておきましょう。
次に、英語力に自信がないのであれば、なるべく英語を使わないポジションにターゲットを定めることです。外資=英語というイメージがありますが、実際には英語をあまり使用しないポジションも存在します。そこにターゲットを設定することで、外資企業への転職をかなり有利に運ぶことができます。事前にそのようなポジションを調べておきましょう。
また、思いきって短期留学して英語への抵抗をなくしておくことも有効です。面接時にも大きなアピールポイントになるはずです。
最後に、前述のとおり、転職エージェントを利用することです。英語での面接対策や履歴書作成などもサポートしてくれるので、自信を持って望むことができます。
外資企業に転職したい人に求められる能力やスキル
外資企業が求めるのは、ゼネラリストではなくスペシャリストです。外資企業においては、ほかの人には負けない!という専門的な知識はもちろん、それをはっきりと伝えるアピール力やコミュニケーション力が求められます。
また、文化や働き方の違いを理解し、臨機応変に対応するスキルも必要となってきます。企業や担当する部署によっては語学力も必要になりますが、それは入社してからでも身につけることが可能です。。まずは日系企業にありがちな「会社に貢献する」という概念を捨てること。外資企業では、自分はこうありたいんだ!という確固たる意思が重要です。
「英語は話せない…」という人でも外資は目指せる?
結論から言えば、目指すことは可能です。ただし、まったく英語が話せないのであれば、面接時や入社後に学ぶ姿勢を見せることが重要です。もし英語での面接があるようなら、事前に想定できる質問とそれに対する返答を英語で話せるようにしておけばなお良いでしょう。
なお、求められる英語力も企業によってさまざまなので、まずはレベルが高くない外資を選択してみてはいかがでしょうか。求められる英語力は、大きく下記に分類されているようです。
英語力レベル1
社員の大半が日本人で、日常的に英語を使用する必要のない外資であれば、そこまで英語力は求められません。求人にも「英語ができれば尚可」と記載されているタイプです。働いている外国人の同僚と軽く挨拶できる程度で良いでしょう。
英語力レベル2
英語の読み書きができるレベルです。日常会話までとは言いませんが、メールでのコミュニケーションや文書の読解で英語を使用することが必要となるレベルです。現在は優秀な翻訳ソフトもあるので、ある程度は頼ることができるのも心強いですね。触れていくうちに頻繁に使う単語なども理解していくはずです。
英語力レベル3
ビジネスレベルの英語を使用できる上級者レベルとなります。本社とのオンライン会議に英語で参加したり、社内の公用語が英語だったりするパターンがこちら。求人にも「要ビジネス英会話」「TOEIC○点以上」と記載されていることがほとんどで、英語を話せない方は応募する権利すらない可能性もあります。
外資系企業と日系企業、大きな違いは?
最も大きな違いは、日系企業が一度入社すれば定年まで雇用が安定していて年功序列で昇格できることに対し、外資企業は成果主義で、成果を上げられたら年齢を問わず昇給・昇格が可能で、上げられなかったらバッサリとクビになってしまうことです。雇用や収入が不安定というのは、安定志向の日本人にとって少し怖い部分ですよね。
また、企業にもよりますが、本社がある国の勤務時間に合わせる必要があり、時差が大きい場合は深夜に仕事をすることも珍しくありません。
さらに、日系企業であれば当たり前である「新人研修」や「OJT」などが外資企業には存在しないことが多いです。とくに転職組の場合は即戦力採用のため、転職したその日のうちに有無を言わさず担当業務を任されることになります。
外資への転職は難しい、しかし可能性は0ではない!
この記事を読んだ人の中には、外資で働くことのシビアさに怖気ついてしまった人もいるかもしれません。そう、憧れだけではどうにもならないのが外資の世界なのです。それでも職種や得意分野などを絞るといった対策もあり、憧れの外資企業に転職できる可能性は決して0ではありません。20代であればなおさらです。
外資企業に転職を希望するのであれば、まずは外資企業とはどういうものなのか、自分は向いているのかどうかを冷静に見極めることが重要です。自分だけで答えが出ないのなら、転職エージェントに相談して客観的な意見をもらってみてはいかがでしょうか。