村田製作所は第二新卒や既卒を採用しているの?転職情報や求人・年収・評判・口コミを含めて検証してみた
株式会社村田製作所は、電子部品専業メーカーとして世界トップクラスを誇る企業です。自転車に乗ったロボット、ムラタセイサクくんの愛らしい姿を見て村田製作所に興味を持ったという人もいるのではないでしょうか。
村田製作所の海外売上比率はなんと90%ほどにもなり、積層セラミックコンデンサ、Wi-Fiモジュールなど、世界第一位の高シェア商品を数多く手がけています。売上高は連結ベースで1兆5,000億円を超え、従業員数は77,000名を数えます。平均年収は750万円ほどと推定されていますから、その事業規模や高い年収に惹かれて村田製作所に入りたいと希望する人も多いことでしょう。
その思いは新卒者であっても第二新卒や既卒者であっても変わりません。村田製作所は第二新卒や既卒を採用しているのでしょうか。評判と口コミを含めて検証してみました。
せっかく就職できたのに思っていたのと違う…
なんてことのないように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
この記事のもくじ
村田製作所は第二新卒・既卒の採用をしているか?
村田製作所は、「新卒採用」で第二新卒者の募集も行っています。新卒採用の応募資格は、2018年現在では「2019年3月に大学・大学院を卒業・修了見込の方、もしくは、最終学歴卒業後3年以内の方」となっています。大学・大学院を卒業・修了してから3年以内の既卒者であれば、「新卒採用」として応募可能です。総合職、一般職ともに既卒者でも新卒採用と同じ条件での応募が可能となっており、新卒・既卒を問わない広い採用している会社のように感じられます。
第二新卒については、応募条件には合わないため詳細はわかりません。ですが、これだけ幅広く採用をされているのであればもしかしたら第二新卒でもチャンスはあるかもしれません。
村田製作所の事業内容は?
村田製作所は、ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売を主な事業内容としています。具体的には、積層セラミックコンデンサ、表面波フィルタ、近距離無線通信モジュール、多層デバイス、コネクタ、電源、回路モジュール、センサなどの製品を生産しています。優れた特性を持つ電子材料を使い、最先端の電子部品や、多機能で高密度なモジュールなどを設計・製造しているのです。私たちの生活と密接に関わっている製品もあり、携帯電話や家電、自動車関連のアプリケーション、エネルギー管理システム、ヘルスケア機器などが挙げられます。また、村田製作所ではロボットの開発も行っており、「村田製作所チアリーディング部」などのロボットは知っている人も多いのではないでしょうか。村田製作所では、ロボットを通じてエレクトロニクスの可能性を感じてもらえればと、開発を進めています。
村田製作所に入社できたらどんな経験を積める?
村田製作所に入社できれば、実力主義の社風の中で、世界トップレベルの技術を肌に感じながら、成長していくことが可能です。ヘルスケア事業、電池事業など新たな分野に挑戦していく会社ですから、刺激を受けながらがむしゃらに仕事をしていくことができるでしょう。
村田製作所は町工場だった時代から中途採用を重視していて、中途で入った社員が数多くの実績を残していることもあり、新卒でなくても人材を大事に扱う文化が根付いています。第二新卒からの入社であっても、安心して働けますね。
また体育会系ではなく、論理的そして真面目な思考を持つ人がより愛されるという口コミも上がっています。ともすれば大企業であるほど弱肉強食的なイメージがあり、尻込みしてしまうという人もホッとできる情報です。
技術系であれば、世界の村田でありながらも、クールな管理者に甘んじることなく、資材にまみれながら熱中して働いているという口コミが上がっています。社内外とのメンバーシップを実感する中で、仕事の本当の面白さに気づいたという先輩の意見もあります。現場主義のエンジニアとして、タフな仕事ができるようになりそうです。
事務系であれば、たとえ若手であっても大きな仕事を任され、かつ意見が尊重されるので、高いモチベーションを保ちながら仕事ができると評判です。研修制度も充実しており、熱心に取り組めば取り組むほど評価につながる仕組みが整っています。また海外ビジネスが大半なので、世界で活躍したいと願う人には、特に良い環境といえるでしょう。
村田製作所の求人や評判は?
村田製作所はこれまで数多くの先端技術を生み出してきており、生活必需品となっているさまざまな機器に村田製作所の製品が使われているため、「人々の生活を高めることに貢献できている」と、やりがいを感じて働いている社員が多いようです。特徴的なのは社員の交流を図るための企画で、年に数回程度は懇親会やお祭りなどのイベントがあるようです。
第二新卒から村田製作所を狙うなら?
第二新卒から村田製作所を狙うなら、キャリア採用枠で挑戦することになります。といっても、新卒枠ではないのだと残念がる必要はありません。先ほども示した通り村田製作所はキャリア採用に力を入れており、さまざまな業界で学んできた中途採用者の経験とスキル、そして潜在能力に期待をかけているからです。
キャリア採用は、総合職採用と一般職採用に分かれています。総合職であれば基本給は23万円から、年収は400万円から850万円ほどとなっています。ただこれはあくまで目安であり経験やスキルを考慮して最終決定されます。使用期間は3ヶ月で、募集職種は多岐にわたっています。
例えば材料開発系であれば無機有機材料の研究開発、金属材料の成形技術の研究開発等です。いずれも関連分野の知識や経験が必要ですが、一定の年数が必要というわけではありません。経験さえあれば誰でもチャレンジできます。
事務系であれば医療ヘルスケア機器の事業企画、データ活用や分析といった企画やマーケティング、営業分野での採用情報があります。こちらも経験は必要ですが、年数は設けられていません。
以上のように村田製作所のキャリア採用は誰でもアクセスができ、要件を満たせばだれでもチャレンジできます。しかしそれが落とし穴かもしれません。人気企業ですから募集が殺到し、履歴書が担当者の目に留まらないというのはよくある話です。オススメなのは転職エージェントの力を借りることです。
第二新卒から村田製作所を狙うためのプラン
第二新卒から村田製作所を狙うプランとしては、3つのステップを踏むことをお勧めします。1つ目が転職エージェントへの登録です。2つ目が、業界研究で村田製作所への動機をはっきりさせることです。そして3つ目が、事務系の人なら特に外国語力を身に付けることです。
もしかしたら、転職エージェントへの登録は最後で良いのではと考える人が多いかもしれません。しかし転職エージェントへは、転職を考えたら真っ先に登録をするのが一番です。なぜなら転職エージェントには公式サイトにはない非公開求人が集まっている可能性があるためです。
村田製作所ほどの人気企業ともなると、募集には応募が殺到することが考えられます。そこでとくに殺到しそうな募集は転職エージェントだけに情報を公開することが多いのです。その中に自分の今までのスキルや経験が生かせる求人が眠っているかもしれません。
業界研究や外国語力の強化は、転職エージェントに登録してからでも間に合います。常に転職へのアンテナを張り巡らせながら、必要な勉強を行いましょう。
こんな転職エージェントを選ぼう
第二新卒から村田製作所に転職したいのであれば、登録すべき転職エージェントは営業系と技術系では違います。それぞれ説明しましょう。
営業系を狙う人は大手2~3社に登録するのがベストです。若手営業型の転職に強いのが、大手の特徴だからです。また大手には、非公開求人も集まる傾向があります。
技術系を狙う人は、エンジニア系の転職エージェントと、大手の転職エージェント複数社に登録しましょう。いずれも強みが違うので、自分が狙っている職種ではどちらが有利なのかを見極める必要があります。
いずれにせよ、2つから3つほどの会社に登録を行って、自分との相性を見るのがオススメです。たとえ大手といえども、担当者の手腕はそれぞれだからです。自分のこれからの一生を決めかねない大事な転職ですから、パートナー選びは慎重に行いましょう。