正社員になりたい…!20代の若手でも納得できる就職活動を成功させる方法
「正社員になってもっと安定した生活をしたいけれど、無理かのかな…」なんて漠然と思ってはいませんか?大学や専門学校を卒業した直後に正社員として採用されるチャンスに恵まれず、なんとなくつなぎで仕事をしてきてしまった方に多い悩みが「一生正社員にはなれない気がする」というものです。
しかしその悩みを抱えている方の大半が有効なアクションを取っていないということも事実。正社員になって、もっと将来に向けて安心と安定を手に入れたい!というガッツをお持ちなのであれば、今すぐに取るべきアクションは何なのかをしっかりと把握するべきです。
この記事では、20代で正社員を目指すすべての人に向けて、成功につながる就職活動の方法を伝授します。
この記事のもくじ
正社員になりたい!今すぐ正社員になるにはどうすれば?
この記事を読んでいただいているあなたが、正社員になりたいと思う気持ちはどの程度の強さでしょうか。
- 絶対に今すぐ正社員になりたい!
- 近い内に正社員雇用の採用を受けてみたい
- できるならば正社員になりたい
- 最悪今のままフリーター・契約社員でも構わない
この中で1もしくは2に当てはまる方はこの記事を最後まで読んでいけば、願う通り正社員への道が開けていくことでしょう。
3もしくは4という方は、今の生活に不満が強くないのであれば少し時間をかけて今後のことを考えてみても良いかもしれません。
それでは早速、正社員になるための方法を解説していきましょう。正社員を目指す意欲とともに、あなたの現在のステータスによっても方法は異なりますので、まずは自分の現状は以下の中でどれに当てはまるか見てみましょう。
- 就職活動で内定を得ないまま卒業見込みの学生
- 第二新卒
- 既卒
- フリーター
それぞれ置かれた状況によって力を注ぐべきポイントも異なってきますので、順を追っていきましょう。
20代、第二新卒や既卒、フリーターが正社員になるには?
前章で自分が今おかれたステータスを確認できましたか?就職活動をしたものの、内定に恵まれないまま学業を修了してしまいそうな「学生さん」、もしくは終了してしまった「既卒」、内定を得ることができて無事就職したものの、わずかな経験年数のうちにやめることを決めた「第二新卒」、そして定職には就かずアルバイト・契約社員や派遣社員を続けている「フリーター」という4つの状況に合わせてご説明します。
“ない内定”で春を迎える「卒業見込みの学生」の場合…
まだ学生さんでいる場合、すぐにでも就職活動を再開しましょう。就職先がないまま春を迎えてしまうともれなく「既卒」という立場になることになります。またアルバイトでとりあえず働こうと考えた場合には「フリーター」としての経歴を作ることになり、正社員として就職するためのハードルが上げってしまうでしょう。
在学中であるというアドバンテージを最大限に活かし、今でもまだ募集をしている企業を探し出し、就職活動を投げ出してしまわない努力が正社員雇用につながります。
就業経験のない「既卒」の場合
大学や専門学校を卒業したタイミングで就職する機会を逃し、現在を迎えている「既卒」の場合、既卒を対象とした就職活動支援を行っている転職支援エージェントなどに相談しましょう。エージェントに相談する際は、以下のポイントを明確にしておくとスムーズに求人案内を紹介してくれます。
- なぜ卒業時に就職しなかったのか?
- 卒業してから今日までどのようなことをしてきたのか?
- 正社員になりたい理由はなにか?
既卒の場合、就業期間がないという大きなハードルを抱えています。企業にとっては、なにか魅力的な要素がない限り、フレッシュな新卒、もしくは最低限のビジネススキルを身につけた(続いてご紹介する)第二新卒を雇用したいと思ってしまいます。
既卒で就職活動をする場合には、しっかりと練り上げた志望動機や自己アピールができることが最も重要となります。
未経験以上中堅未満の「第二新卒」の場合
先にご紹介したい既卒とは異なり、短期間でも正社員としての就業期間があるのが「第二新卒」です。大学卒業、もしくは専門学校卒業で入社している場合20代前半の若手であり、企業の多くが雇用したいと思っている人材。
第二新卒を対象とした転職支援を行っている転職エージェントにまずは登録し、自分の希望する業務内容や職種、就業条件に見合ったものを見つけ応募してみましょう。
第二新卒の場合、新卒と比較すると最低限の社会人スキルを身につけていることが求められますので、職務経歴書、面接での受け答えなどは就業経験のある人物にふさわしい内容である必要があります。
アルバイトしか就業経験のない「フリーター」の場合
在学中の学生や既卒、第二新卒と比較すると少し正社員雇用の難易度があがるのが「フリーター」です。
- なぜこれまで就職しなかったのか
- フリーターとしての経験で培ったものはなにか?
といったポイントを企業側にうまく説明することができるような準備が必須となります。
また、フリーターであった期間が長ければ長いほど不利に働くことは言うまでもありません。もし現在フリーターとして働いている場合、正社員雇用を希望するならばすぐに行動を起こす必要があるでしょう。
正社員を目指しているのに成功しない人の特徴
それぞれにおかれた環境ごとに必要な努力を重ね、また就職支援をメインで行っているエージェントなどの力を借りることで正社員への道は見えてきますが、それでもなかなか正社員への道にたどり着かない人もいます。
そのような人には奇しくも共通点があることはご存知でしょうか。自分が当てはまっているかどうか確認してみましょう。
- 派遣社員・契約社員と正社員では雇用形態が違うだけだと思っている
- 採用試験さえ突破できれば正社員になれる!と思い込んでいる
- 面接が不得意なので誰とも対面せずに就職活動がしたい…と思っている
- 変な会社に入るくらいなら今のまま(無職・フリーター)でいいと思っている
- なぜ現在の状況(内定がない・既卒・フリーター・数年で転職希望)なのか説明できない
- 自分が正社員でないのは、社会のせい、企業の見る目がない、などと思っている
- 不採用になるのが怖いので、採用試験を避けたいと思っている
7つの共通点をご紹介しましたが、自分に当てはまるものはありましたか?もし1つでも当てはまるものがあった場合には、今一度考え直す必要があります。
自分の現状について過度にネガティブ視する必要はありませんが、「正社員として就職したい」というゴールに対してまだ遠い存在であるという認識は持っている必要があります。
誰でも「正社員になりたい」ばかりではない明確な目標が必要
正社員を目指す就職活動をしていく中で、「正社員になること」そのものがゴールになってしまう方もいらっしゃいます。もしそのような方が内定のない学生、フリーター、既卒であった場合、近い将来今度は第二新卒として転職活動をすることにつながってしまうでしょう。「正社員になりたい」という気持ちをゴールにするのではなく、自分自身のキャリアの第一歩として考えてみましょう。
まとめ
終身雇用制度はなかば崩壊したとも言える日本社会ですが、未だ正社員雇用であったほうが、安心が多いのも事実です。収入や社会的信用はもちろんのこと、将来に向けた安心を担保するという意味でも正社員であったほうが有利ですよね。
現状どのような状態であるにしろ、正社員として採用されることを目指すのであれば、自分自身の得手不得手をしっかりと把握し、また就職の専門家である就職エージェントのアドバイスを聞き入れることがまずは正社員になるための確実なステップになるといえるでしょう。