スクエニの採用はどうなっている?第二新卒から転職したいけど、待遇が…残念
スクエニの呼び名で有名なのが、株式会社スクウェア・エニックス。ファイナルファンタジーシリーズや、ドラゴンクエストなどのゲームでお馴染みの会社ですね。ゲーム好きな人にとっては、憧れの会社なのではないでしょうか。ゲーム業界で働きたい、好きなゲームの開発に携わってみたいと考える人もいるでしょう。
今回は、第二新卒や既卒からスクウェア・エニックスへ転職する方法についてまとめていきます。未経験からもスクエニに入社できるのか?どんなスキルを持っていると採用されやすいのか?など詳しく見ていきましょう。
この記事のもくじ
スクエニはファンが多いゲーム開発会社
株式会社スクウェア・エニックスは2008年に設立された会社です。「最高の「物語」を提供することで、世界中の人々の幸福に貢献する。」を企業理念としており、ゲームのみならずアミューズメント、出版、マーチャンダイジングなどのコンテンツサービスを展開しています。
人気のゲームとしては「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」「キングダム ハーツ」「ミリオンアーサー」「サガ」「聖剣伝説」などシリーズ化されている大人気作品を数多く手がけています。
また対応機種も幅広く、「PS4」「Switch」「Xbox One」「Windows」「PS Vita」「3DS」「iOS」「Android」などと時代に合わせたゲームを次々に開発・販売しています。
事業ごとの売上構成比はどうなっているでしょうか。スクエニでは、ゲームを中心とする「デジタルエンタテインメント事業」が74.1%と大きな割合を占めています。その他、アミューズメント施設の運営やゲーム機器の開発を行う「アミューズメント事業」は19.2%、「出版事業」は4.6%、「ライツ・プロパティ事業」は2.1%となっています。
さらに社員状況についても見ていきましょう。株式会社スクウェア・エニックス単体の社員平均年齢は37.1歳、平均勤続年数は7.3年となっています。男女比は男性76.6%、女性23.4%で男性が多め。外国籍比(連結)は、日本64.8%、北米16.6%、欧州14.5%、アジア3.5%、その他0.6%でさまざまな国籍の人が活躍しているグローバル企業ということがわかります。有給の消化率は52.79%です。
第二新卒や既卒でスクエニに採用してもらえる?
スクウェア・エニックスでは、さまざまな形式で人材募集を行っています。第二新卒・既卒はもちろん、未経験からも応募可能な職種がありますから、ゲーム業界で働きたい人はぜひ検討してみてください。
キャリア採用
スクエニではキャリア採用としてさまざまな職種の求人情報が掲載されています。
クリエイター職やプロジェクトマネージャー・コーディネーター職、ITエンジニア職や
営業職など幅広く募集がされています。デザイナーやプログラマー、ITエンジニアなど専門的な知識・経験がないと難しい職種もありますが、例えばプランナーなどは応募条件として必須のスキルや経験が必要ありません。
例えば「FFXIV/世界設定プランナー」の応募資格を例に見てみると、創作活動をしたことがあること、FFXIVのプレイをしたことがあること、Excelの操作ができること、の3点が
必須条件となっています。実務経験や資格の有無を問われる条件ではないため、比較的チャレンジしやすい職種といえるのではないでしょうか。
20代、未経験からの転職であれば熱意ややる気を重視するポテンシャル採用の可能性がありますから、ゲームに対する熱い思いと、これまでの経験をスクエニでどう活かしていくのか、未経験の仕事に対する成長意欲をしっかりと伝えられるように準備していきましょう。
キャリア登録
スクエニには幅広い職種があり、担当するゲームによっても必要とされるスキルや経験が異なってきます。「どんな仕事が自分に合っているのかわからない」「持っているスキルを活かせる職に就きたい」「今すぐの転職という訳ではないけれどいい条件があれば話を聞いてみたい」と考えている人におすすめなのが「キャリア登録」です。
自身の経歴やスキルをデータベースに登録しておくだけで、スクエニに適する仕事やポジションができたらスカウトの連絡が来るシステムです。「キャリア登録」は一定のスキルや経験がある人が使うべきサービスと言えるので、第二新卒・既卒・未経験から入社を希望する人には向いていないかもしれません。
契約社員採用
スクエニではほとんどの職種で正社員採用・契約社員採用を行っています。契約社員から正社員登用を目指すという働きかたもあるでしょう。雇用形態よりもやりたい仕事を優先したいという人は契約社員採用もチェックしてみましょう。
アルバイト採用
募集は少ないですが、アルバイト採用も行われています。ゲーム業界での経験を積みたいのであれば、アルバイトからスタートするのもいいかもしれません。
フリーランス採用
専門的な知識やスキルがあるのであれば、フリーランス採用としてプロジェクト単位で携わることも可能です。現在はトランスレーター(翻訳家)の募集があります。
採用イベント
スクエニでは採用イベントを定期的に開催しているようです。
東京・新宿にある本社で、採用説明会と個別選考会が開催されます。
現在掲載されているイベントはデザイナー職とプランナー職向けのものです。質疑応答や現場クリエイターの声が聞ける機会も用意されています。一次個別面接と現場クリエイターとの座談会も行われるため、書類選考なしで面接を受けることができます。会社の雰囲気を知りたい人にもぴったりです。
転職エージェントを活用するという手も
スクエニの採用情報ページにはたくさんの職種が掲載されていますが、未公開求人と呼ばれるWeb上では見つけられない求人も存在します。そういった未公開求人を多く扱っているのが「転職エージェント」です。求人の紹介だけでなく、適性にあった仕事の見つけ方、応募書類の添削、面接対策などの相談にも乗ってもらえます。
初めての転職活動は不安も大きいはずです。転職のプロにサポートしてもらいながら納得のいく転職をしましょう!
スクウェア・エニックスの採用情報の詳細についてはこちらからチェックしてみてください。
SQUARE ENIX -RECRUTING-
実際にスクエニで採用されそうなスキルや能力
スクエニで活躍できるのはどんな人なのでしょうか?
採用ページにある「求める人物像」には社員に求める3つの価値基準が掲載されています。いったいどんな基準なのでしょうか。
プロ意識
プロとして、責任感を持ち最後までやり抜く「プロ意識」がある人が求められるでしょう。創作の世界は、正解やゴールがあるわけではありません。無限の可能性がある中で、もっともふさわしいゴールを導き出し、そのためにこだわりの仕事ができる人がプロ意識のある人ではないでしょうか。
創造性・革新性
変化の大きい時代の中で、ゲームやエンターテインメントはものすごいスピードで、たくさん生み出されています。そんな中で、プレイする人に楽しさや喜びを感じてもらうゲームを作るためには、常に新しいことにチャレンジし続けなければいけません。より創造的で、より革新的な仕事をするための能力が必要になるでしょう。
調和
ものづくりは一人では完成させられません。多くの部署、多くの協力会社、多くの人といっしょに協力しながら作業をすすめなければいけません。相手を尊重し、コミュニケーションを取りながら仕事ができる人でなければ活躍することは難しいでしょう。
強い意志を持った人
「求める人物像」の3つの基準に加えて、強い意志を持った人もスクエニで活躍できるでしょう。これをやり遂げるんだ、このゲームをもっとよくするためにこうすべきだ、といった自分の意見をきちんと伝え、そのための改善ができる人もこの仕事に向いてるでしょう。信念を持って仕事をすることが、プロ意識に繋がっていくでしょう。
企業としてのスクエニの魅力は
実際にスクエニで働いている人、働いていた人はどんなところに魅力を感じているのでしょうか。口コミ情報をチェックしてみましょう。
スクエア・エニックスのポジティブな口コミ
- 多くの人と協力しながらひとつの作品を作り上げることができます。ゲーム作りで培ったスキルは、他の仕事でも活かせ流と思います。
- 研修や勉強会は比較的充実していると思います。ゲームの基礎知識、AI、プレゼン方法、倫理などさまざまなことが学べますが、強制参加の研修の場合は業務の時間に参加することになるため必然的に残業が発生します。
- 自分のペースで仕事を進められる環境です。やるべきことをきちんとやっていれば評価される、自由な社風です。服装や髪型も自由でカジュアルな印象があります。困った時には頼りになる先輩がいますし、悩みを相談できる部署もあります。
- 給料をあげるためには相当の残業をしなければいけません。上司が無茶な働き方をしてきた人たちなので、昔と同じような感覚で評価されます。正社員での入社はおすすめできません。もっと自由に働けるゲーム会社があると思います。
自社サービスに誇りを持って働いている人が多い印象です。社風も自由で面白く、好きなことを仕事にしている人が多いのではないでしょうか。一方で給与面、労働時間に関しては不満を持っている人も多いことがわかりました。ゲーム業界をはじめとしたクリエイティブ系の職種では、働き方の改革が求められていますが、スクエニもそういった状態のようです。s
スクエニは何年もエントリーし続けている人もいる人気企業
スクエニは有名なゲーム、サービスを数多く手がけていることからも就職難易度が高い人気企業です。スクエニに入社したくて何度もエントリーをする人がいるほどなので、簡単に入社できる会社ではないでしょう。
しかし、未経験や応募資格に満たない条件で転職を成功させた人もいることから、第二新卒・既卒からも十分入社が可能な企業と言えます。ゲームが好きなことに加えて、「どうしてゲームをつくりたいのか」「自分ならどんなゲームをつくるのか」といった自分の意志をしっかりと伝えて、アピールしていくようにしましょう。
まとめ
大人気ゲームを手がけるスクエニですが、第二新卒・既卒からも入社を目指せることがわかりました。好きなゲームに携わりたい!という気持ちがとても大切になりますが、今あるゲームに満足するだけでは、採用試験を突破することはできないでしょう。いちファンとして楽しむだけではなく、開発者・製作者として自分はどんな貢献ができるのか?ということもしっかりと伝えられるように準備していきましょう。初めての転職で不安のある方は転職エージェントを利用してみるのもおすすめです。