【ワークスアプリケーションズの評判】転職情報や求人、年収は高いけどブラック企業というウワサの真相
「日本企業の情報投資効率を世界レベルへ」を企業理念に、ERPパッケージの製品化を行っている株式会社ワークスアプリケーションズ。サントリーやニトリなど、日本を代表する大手企業のシステムを効率化させる業務を行っています。
クライアントのビジネス領域は広く、製造、公共機関、医療・ヘルスケア、小売り・流通など多岐にわたり、大手企業向けERPパッケージ市場では8年連続でシェアNo,1を獲得しています。なんと大手企業の3社に1社が採用しているという圧倒的なシェアです。
第二新卒や既卒からも、ワークスアプリケーションズに入社することはできるのでしょうか?そして、どんな人がワークスアプリケーションズに向いているのでしょうか。今回は、ワークスアプリケーションズの事業内容と求められるスキル・人物像について紹介していきます。
せっかく就職できたのに思っていたのと違う…
なんてことのないように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
この記事のもくじ
ワークスアプリケーションズはどんな会社?評判は?
株式会社ワークスアプリケーションズは、1996年に設立した、大手企業向けERPパッケージソフト「HUE」「COMPANY」の開発・販売・サポートを行う企業です。ERPパッケージソフトとは、企業全体の基幹業務を統合して経営資源を有効に効率よく活用するための総合的なソフトウェアのことを言います。
例えば会計部門、受注部門、生産部門、出荷管理部門と、これまで部門ごとに管理していたデータや業務のシステムを、一元化したパッケージとするため、より効率的にビジネスを進めることができるのです。
ワークスアプリケーションズが開発した「HUE」「COMPANY」は、大手企業向けのERPパッケージです。ERPパッケージ市場では8年連続シェアNO,1(市場占有率推移(パッケージ市場)販売社数シェア 出典:株式会社富士キメラ総研 ソフトウェアビジネス新市場 2011-2018年版(2010-2017年度))。大手企業の3社に1社がこのシステムを採用しています。業界・業種も幅広く、製造・公共公益事業・流通・金融・建築・運輸など多岐に亘っていることからも、その必要性を感じます。
また、ワークスアプリケーションズを導入している企業へのアンケートでは、96.2%がその導入効果を実感していると答えています。(期間:2014年1月~2月、対象:分科会に参加していただいた131名のお客様に調査を実施)
システムの先進性だけでなく、きめ細かいサポートやコンサルティングの質に対しても高い満足度があることがわかります。
出典:ERPパッケージシェアNo.1のHUE,COMPANY | ワークスアプリケーションズ :: 実績
第二新卒や既卒でワークスアプリケーションズを目指せる?
第二新卒・既卒からワークスアプリケーションズに入社するにはどのような方法があるのでしょうか?企業WEBページの採用情報を確認してみると「新卒採用」と「中途採用」の求人募集がありました。
「新卒採用」ではSales & Consultant採用、Engineer採用の2つの募集があります。
Sales & Consultant採用の応募対象は、文理不問の大学・大学院の卒業・修了生。さらに30歳くらいまでの人でも新卒枠で応募が可能です。Engineer採用も応募対象は大学・大学院の卒業・修了生と30歳くらいまでの人。こちらはエンジニアの専門職となるため、関連する技術分野での学士号かそれに相当する知識・経験がなければいけません。30歳以下の既卒・第二新卒であれば、新卒採用から入社を目指してみてはいかがでしょうか。
Sales & ConsultantとEngineerでは、それぞれどのような業務を担当することになるのでしょうか。Sales & Consultant職では、企業向けの営業が主な仕事となります。製品やサービスの提案、業務改善、コンサルティングなどを日本・海外の企業に向けて行います。一方、Engineer職では、システムアーキテクチャの設計やインフラ基盤の整備など製品の技術レベルを引き上げるR&D エンジニアや、クライアント企業のビックデータをつかって、高いメリットを生み出すプロダクトディベロップメントエンジニアとして活躍することができます。
さらに、ワークスアプリケーションズは「若手に最高難度の仕事を」というメッセージを出していますから、成長意欲がある人、ビジネスを通して新しい価値を創造したいと考えている人にはふさわしい環境が整っていると言えそうです。ワークスアプリケーションズの詳しい採用情報は採用サイトに掲載されています。ぜひチェックしてみましょう。
年収は高め。でも激務でブラックだという噂もある…
ワークスアプリケーションズは年収が高めの企業としても有名です。
実際の年収を調べてみると…
求人情報サイト「openwork」に掲載されている537人のユーザーからの口コミや、過去3年間に同サイトに掲載された求人情報をもとに算出したワークスアプリケーションズの平均年収は、634万円と記されていました。(※2022年11月時点)
これを高い順から部門別に分類すると、下記の通りになります。
・管理 682万円
・開発 658万円
・コンサルタント 651万円
・営業 635万円
・エンジニア・SE 614万円
このように、部門別のデータで見ても軒並み600万円代の横並びとなっており、職種に関わらず、平均した給与を得られることが分かりました。
そのほか、給与面で特筆すべき点としては、「給与制度がよく変わる」との声が口コミに寄せられていることです。MBO(目標管理制度)を採用したり、360度評価に変更されたりと、今後も入社後に変更となる場合が出てくるのではないでしょうか。
また、退職金はなく、代わりに選択制確定拠出年金制度を採用しています。
まとめると、ワークスアプリケーションズの平均年収は、同業他社と比較しても突き抜けて高くはないもののまずまずで、転職でステップアップを図るには現実的な給与帯だと考えられますが、金銭面で悪くない一方、激務、ブラック企業という噂もあるようです。実際に働いている人、働いていた人はどのように感じているのでしょうか。口コミ情報をチェックしてみましょう。
ワークスアプリケーションズのポジティブな口コミ
- インターン入社の人の方がもっと高い初任給をもらえるが、初任給は比較的高い方だと感じる。評価によっては給与が下がることがあるため、常に上を目指さなければいけない。
- 若く勢いがある社風。自己アピールをして声をあげた人に仕事が与えられる。社内競争が激しいため、はい上がる気持ちが重要。中途採用でも新卒採用と給与・職位が同一のスタートとなるため、年齢がいってからの転職は不利。
- 若手にとっては働きがいのある職場といえる。失敗を認める文化があるため、手を挙げて積極的にチャレンジしていく環境がある。仕事をこなすうちに成長志向の価値観を得ることになり、さらに働きがいを感じるようになる。
ワークスアプリケーションズのネガティブな口コミ
- 他社と比べ、本当に給与が高いのかは疑問を感じる。家賃補助などの福利厚生がなく、給与にはみなし残業代(45時間)が含まれている。昇格による給料アップの幅も広いとは言えないため、長く働く環境としてはおすすめできない。
- 数年で突然退社する社員が多い。そのため仕様書や資料がなく作業効率が悪いことが度々あった。ベンチャー気質を大切にすることはいいが、問題をきちんと解決するシステムが必要だと感じることがあった。
- プライベートとの両立を図るのは難しい環境。私の部署では、平均すると帰宅時間が21:00くらいだった。上司に前もって伝えることでプライベートのバランスを保っていたが、繁忙期などはそれも厳しかった。子育て中の方は時短勤務をしている方もいたため、プライベートの両立を望むのであればそういった働き方をするのがおすすめ。
初任給は高めに設定されているようですが、入社後の研修次第で年収や職位が決まってしまうようです。高い収入を得るためには、研修を突破することが必須条件となるでしょう。またみなし残業の制度であること、家賃補助等の福利厚生がないことから、他社と比べて年収が高いとはいえないという意見もありました。頑張りを評価してもらえる環境ではありますが、給与面に直結する制度となっている訳ではなさそうです。
また、退社時間が遅めでプライベートの時間を確保しにくいという声も見受けられました。ワークライフバランスを大切にした働きかたがしたい人にとってはブラック企業と感じてしまう点かもしれません。
口コミ情報はさまざまな価値観の人が書いている情報です。すべてを鵜呑みにするのではなく、ひとつの考え方として参考とするのが良いでしょう。企業情報の良い面、悪い面を総合的に判断しながら企業研究に役立てていきましょう。
将来性を感じてワークスアプリケーションズを選ぶ人も多い
ワークスアプリケーションズはアジアで唯一、10年連続で「ベストカンパニー賞」を受賞している企業です。「ベストカンパニー賞」とは、サンフランシスコに本部がある調査研究機関「Great Place to Work Institute(GPTW)」が世界49カ国以上、約7000社を調査・分析して、世界共通基準での「働きがいのある会社」を発表するものです。働いている人が生き生きと、やりがいをもって働けていることがわかるデータではないでしょうか。
また、ワークスアプリケーションズは研修・教育制度も充実しています。エンジニアや営業パーソンとしてのスキルや英語のスキルを磨ける研修が数多く用意されています。若手のうちから大きな裁量を持って仕事を進め、充実した研修でスキルアップが目指せることから、ワークスアプリケーションズへの入社を目指す人も多いようです。
まとめ
「日本企業の情報投資効率を世界レベルへ」を企業理念に掲げ、若手が活躍できる環境を整えているワークスアプリケーションズ。実力主義と思われがちですが、いい意味で失敗を許し、次の一歩を応援してくれる風通しの良さがあるようです。
また、20代の成長環境としての評価が高く、ビジネスパーソンとしての基礎をしっかりと身につけ、早い段階から大きなビジネスに取り組んでみたいと考える人には最適の環境と言えます。優秀な人材が集まっているため、刺激的で学ぶことも多いのではないでしょうか。ワークスアプリケーションズでは第二新卒・既卒であっても30歳くらいまでなら「新卒採用」を受けることが可能です。大手企業や世界を相手にチャレンジしてみたい人は応募を検討してみてください。