オープンハウスの評判ってどう?20代の転職、待遇は?実はブラック企業!?
「東京に、家を持とう。」のキャッチフレーズで、不動産仲介事業を出発点にさまざまな不動産事業を行っている株式会社オープンハウス。1997年の設立から急成長を続け、今では東証1部上場企業となっています。
ベンチャー気質で、次々と新規事業を立ち上げていくイメージのあるオープンハウスですが、第二新卒・既卒からも入社することはできるのでしょうか?また、求められる人物像やスキル、経験にはどんなものがあるでしょうか。今回は、オープンハウスについて詳しくご紹介していきます。
せっかく就職できたのに思っていたのと違う…
なんてことのないように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
この記事のもくじ
オープンハウスはどんな会社?
1997年に設立した株式会社オープンハウスは「居住用不動産の販売・仲介
戸建住宅の開発」、「注文住宅の建築請負」、「マンションの開発」、「投資用不動産の販売」を行う企業です。
オープンハウスは、“急成長企業”として日本の経済界からも注目されている企業です。設立からわずか16年で上場を果たしたため、その成長率と事業の斬新さが注目されています。
なぜこんなにも速いスピードで急成長できたのかといえば、オープンハウスがこれまでにない全く新しいビジネスモデルを作り上げたから。今までの不動産業界では、土地の購入、設計、施工管理、販売を複数の企業が分担して行うのが常識でしたが、そのスタイルを壊して“製販一体”のビジネスモデルを作り上げたのです。これにより、今求められている商品をいち早く提供することができるようになりました。
さらに「実力主義」というのも、オープンハウスを語る上で外せないキーワードです。20代社員のうち、約76%が管理職に登用され、日本の上場企業の中でもっとも高い(東洋経済調べ)平均給与を手にしています。年齢や性別、入社した時期に関わらず、自分の努力が職位や待遇として評価される環境と言えます。
第二新卒や既卒でオープンハウスを目指せる?
年齢や入社年次に関わらず活躍できるオープンハウスですが、第二新卒・既卒といった経歴でも入社することはできるのでしょうか?オープンハウスの採用情報を確認すると、「新卒採用」「中途採用」の2つの採用区分があります。
そのうちの「新卒採用」では、(1) 総合職(営業・企画)、(2) 総合職(建築・技術)、(3) 一般職の3つの職種で採用が行われています。これは、対象年次に卒業する大学生をメインにした採用となっているようです。
「中途採用」では、総合職(都市開発の企画・管理職、営業・企画、不動産コンサルティング職)と技術職(住宅設計・施工管理)の募集があります。それぞれの採用条件を確認すると、応募資格の必須条件が「普通自動車運転免許(AT限定可)」となっている職種が多いため、学歴や経歴、職歴を問わずに応募ができる求人が多くあることがわかります。
専門的なスキル・経験が活かせる職種についても、歓迎するスキルの欄の末尾に「上記未経験者でも強い意欲をお持ちの方」と未経験歓迎のメッセージがありました。採用の場面でも、これまでの経験や学歴よりも、成長意欲ややりきる気持ちを重視するのは「実力主義」を掲げるオープンハウスらしいと言えますね。
実際にオープンハウスで採用されそうなスキルや能力
オープンハウスの採用で重視されるのは、学歴や経歴よりも成長したいという意欲やポテンシャル。どんな人がオープンハウスの社風や働き方に合うのか見ていきましょう。
若いうちから責任ある立場を経験したい人
実力主義のオープンハウスでは、入社年次や性別で評価されることがありません。努力した分だけ正当に評価され、ポジションも上がっていきます。中には、新卒入社から2年でマネージャー職に昇格した人もいるようです。若いうちから裁量を持ち、責任ある立場に立って仕事がしたい人には嬉しい環境ではないでしょうか。
実力主義でどこまでできるか挑戦したい人
実力主義であるということは、実績が数値化され、頑張り続けなければ評価されないということでもあります。時には失敗したり、うまくいかなかったりすることもあるでしょう。しかしそういった場面でも前を向き、努力を続けられる人こそが高い報酬を得られるのです。
努力した分だけ評価される「実力主義」で自分の経験値を上げていきたいという人には向いているでしょう。
成長を続けるのを厭わない人
急成長を続けるオープンハウスでは、ビジネスが止まることなく生み出され続けています。速いスピードで、変化し続けている状況の中で、自分自身の成長を止めない人もオープンハウスで活躍できるはずです。成長意欲を持って仕事がしたい人には向いているでしょう。
新しいビジネスモデルを作ってみたい人
常識にとらわれないビジネスモデルで成長を続けてきたオープンハウス。そのマインドはこれから先も変わることはないはずです。経済状況に大きく左右され、ユーザーの価値観も多様化する不動産業界で、あたらしいビジネスを生み出してみたいと考える人には良い環境が整っているのではないでしょうか。
オープンハウスは意思決定のスピードも速く、大きいプロジェクトであっても緊急会議を開いて決断をしているそう。そういった環境でチャレンジできるのがオープンハウスで働くメリットといえそうです。
オープンハウスにあるブラック企業だという噂の真相
オープンハウスの口コミをみていると「ブラック企業だ」というコメントもあります。どういった内容の口コミがあり、真相はどうなっているのでしょうか。
オープンハウスのネガティブな口コミ
- 拘束時間がとにかく長い。時給計算をすると虚しくなる。
- 東証一部に上場してから、就業時間に関する規則が厳しくなったように感じます。しかし、定時で帰れることはあまりありません。頑張った分だけ報酬がもらえるのでいいですが、覚悟がなければ入社しない方がいいと思います。
- とにかく現場で仕事を覚える。会社としての研修はほとんど皆無。中途はとにかく結果を求められる。
労働時間が長いことや研修の機会が少ないことに対して不満があるという声が多くみられました。上場企業の中でもトップクラスの高収入を誇るオープンハウスですが、それは仕事をする時間が長いことも要因の一つかもしれません。かなりハードに働くことを覚悟した上で転職を検討した方が良さそうです。さらに研修の不十分さについては、特に中途採用の場合にみられるようです。実力主義ということもあり、現場で実践しながら身につけていくスタイルなのかもしれませんね。
マイナスな口コミがあった反面、似たような状況をプラスに捉える口コミもいくつかありました。同じ条件であったとしても、個人の考え方や価値観によってメリットにもデメリットにもなるはずです。口コミの情報を鵜呑みにするだけでなく、自分ならどう考えるかという視点で情報収集をしていきましょう。
将来性を感じてオープンハウスを選ぶ人も多い
先ほどはネガティブな口コミをご紹介しましたが、オープンハウスに将来性を感じて働いている人も多いようです。どんな意見があるでしょうか?ご紹介していきます。
オープンハウスのポジティブな口コミ
- 給与水準が高い。勤続している人の給与が安くなったという話を聞いたことがない。やる気を持って頑張れば高い報酬が得られる。会社の利益を還元するという会社の姿勢がクリーンでいい。
- マネージャーに昇格すると、毎週行われる社長が出席する会議に同席できます。自分自身の成長を感じました。
- 実力主義。数字で評価される風土。社内決済もかなり早く、風通しがいい。ポジションが増えているため、上が詰まっていると感じたことは一度もない。
- 1か月の残業は30~40時間程度。休日は平均して7日~8日程度。
家庭やプライベートを優先したい人には厳しいと思いますが、自身の成長に時間を費やしたいと考える方にはオススメな会社です。 - 向上心を持っている人に向いている会社です。「オープンハウスでできたから、どこででもやっていける」と思えるほど、確実にキャリアアップしていると感じています。
オープンハウスはWebページの情報にもある通り、ベンチャー気質の実力主義な企業のようです。東証1部上場の大手企業にも関わらず、オープンな社風であることが口コミからもわかります。プライベートや家庭よりも、自己成長したい!新しい仕事に意欲的にチャレンジしてみたい!と考える人にとっては、やりがいを持って働ける環境といえるのではないでしょうか。
まとめ
拘束時間が長く、研修よりも「とにかくやってみよう」というカルチャーが根付くオープンハウス。決められたことをきっちりこなしたい、ワークライフバランスを重視したいと考える人にはおすすめできない環境かもしれません。一方、「年齢に関係なく実力で勝負したい」「成長できる環境でバリバリ仕事をしたい」「頑張った分だけ評価され、収入を得られる働き方がしたい」といったバイタリティあふれる人にはぜひチャレンジしてほしい企業です。
第二新卒・既卒であっても、やる気やポテンシャルで入社の可能性は十分あります。自己分析、企業研究もしながら転職活動を進めましょう。