トヨタは第二新卒や既卒を採用しているの?転職情報や求人・年収・評判・口コミを含めて検証してみた
トヨタ自動車株式会社は、1937年に設立された日本を代表する自動車メーカーです。子会社にダイハツや日野自動車を抱え、SUBARUの筆頭株主にもなっています。豊田市に作られたからトヨタという社名なのではなく、創業者の人名からとられた社名であり、後から市名に企業名が採用されたことをご存知の方も多いでしょう。それだけトヨタの経済的影響力は甚大なものです。
トヨタの従業員数は7万人を数え、2018年の売上高は29兆3,800億円です。日産が11兆円、ホンダが14兆円であることを考えると、いかに大きな自動車メーカーであるかがわかります。
トヨタの平均年収は20代後半でも700万円を超え、年を追うごとに増加しています。安定した収入を得たい、クルマが好きでトヨタの技術を世界に広めたい、グローバルな会社で自分の力を試してみたいなど、トヨタへの志望動機はさまざまでしょう。トヨタは、第二新卒や既卒での採用を行っているのでしょうか。評判や口コミを含めて検証してみました。
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なんてことのないように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
この記事のもくじ
トヨタは第二新卒・既卒の採用をしているか?
トヨタは、新卒採用とキャリア採用を行っており、2015年4月から2019年3月までに卒業(見込)・修了(見込)の人は新卒採用の求人に応募できます。事務系、技術系、業務職の3つの分野に分かれており、それぞれ新卒採用を行っています。トヨタが求めている人物像は、「自ら高い目標を掲げ、周囲を巻き込んで挑戦していく人」です。あえて高い目標を自分で掲げ、現場の事実をしっかり見据えたうえで、泥臭く、愚直に、そして主体的にやり抜いていける人を採用したいと考えています。また、他の価値観を尊重し、意見に謙虚に耳を傾けることで、チームワークを大切にできるかどうかも重視しているようです。
トヨタの事業内容は?
トヨタが展開する主な事業は、クルマの開発です。より環境にやさしいクルマ、より安全なクルマを目指し、開発を続けています。トヨタの目指すクルマを開発するために、それを実現する技術の開発と実用化、そしてさらなる発展まで、テクノロジーにも力を入れています。具体的には、燃料電池自動車や電気自動車に応用できる「環境技術」、万一の事故の際の乗員保護から歩行者へのダメージ軽減まで役立つ「安全技術」、すべての人が安心・スムーズ・自由に移動できる社会を目指す「自動運転技術」などです。ほかにも、「人との共生」を目指した「パートナーロボット」の開発などを行っています。
トヨタに入社できたらどんな経験を積める?
トヨタに入社できたら、世界一のモノづくりに関わっていることを実感しながら、一流の技術と最高のビジネスを経験することができます。職種は技術職と事務職に分かれ、どちらもやりがいのある仕事に恵まれるでしょう。
技術職であれば、車両やパワートレーンの企画開発、生産、アフターサポートなどのコースがあります。また情報システムコースでは、IT革新推進室に入りプラットフォームの構築に従事したり、情報セキュリティ推進室でサイバーセキュリティ対策を行ったりします。ITインフラ・アプリケーションの開発も、現代においては重要視される仕事です。
また事務職であれば、企画開発や国内・海外営業、生産管理や販売、カスタマーサポート、総務や人事、広報といった仕事に就くことになります。営業のひとつ、コネクティッドと呼ばれる部署では、ナビゲーションやオーディオなどコネクティッド車載器を通じて新たな車の楽しみ方を提供したり、車やドライバーを販売店や社会とつなげ、安全・安心・快適なサービスを提供するべく活動したりします。
同社のキャリアステップによれば、3年目まで一人前に成長することに集中し、6年目までに専門技術の深掘りと問題解決能力の習得を行い、7年目からは企画立案やプロジェクト開拓などに携わることができるようです。じっくり型の人事戦略が、確実にプロフェッショナルを生んでいるといえるでしょう。
トヨタの求人や評判は?
クルマに関することが主な事業となっているため、入社してからクルマについて興味が湧いたり、クルマの細かい部品に関する知識なども身に付いたりといったことを感じている社員が多いようです。職場環境は部署によって異なり、チームで連携して業務をこなしていくこともあれば、社員一人ひとりが残業をして大量の業務をこなすこともあるようです。また、グローバルな業務でビジネスレベルの英語を使用する機会があるなど、選択する職種によってスキルアップを目指せる会社のように感じられます。
第二新卒からトヨタを狙うなら?
第二新卒からトヨタを狙うなら、新卒採用枠にチャレンジするか、キャリア採用枠で応募することになります。新卒採用枠は「卒業見込み」だけではなく、過去5年の間に卒業した人も受け入れていますし、キャリア採用枠は職種にもよりますが「第二新卒歓迎」とされている求人も多数あります。
車業界での経験がないからといって、躊躇すべきではありません。トヨタは採用時のポテンシャルを大事にする企業であることが、口コミなどからみてとれるためです。どちらかといえば、これまでに自分が得意とする分野で何をなしえてきたかが面接で問われます。
面接の準備は、自分一人で行うよりも、転職エージェントにサポートを受けたほうがいいでしょう。ただでさえ現職で忙しい日々が続きますから、効率的に転職活動したいものです。第二新卒からトヨタを狙うためのプランと、転職エージェントの選び方についてご案内します。
第二新卒からトヨタを狙うためのプラン
第二新卒からトヨタを狙うために、まずは転職エージェントに登録しましょう。そしてエントリーシートと面接について指導を受けることが、転職実現への近道になります。
エントリーシートの内容は、「大学時代に最も力を入れたこと」や「自己PR」など、いたって一般的な質問であり、特別奇をてらったものはありません。だからこそ、採用担当者の目に留まるのは難しいといえます。「この人材は他とは違う」と思ってもらえるエントリーシートを、転職エージェントとともに作り上げなければなりません。
また、面接では、数多くある自動車メーカーのうち、なぜトヨタを選んだのかを第一に聞かれるようです。よく企業研究や業界研究をしていなければ、的確な回答はできません。転職エージェントの手ほどきを受けると同時に、業界について学びを得ておくことが重要です。
こんな転職エージェントを選ぼう
第二新卒からトヨタに入社したいなら、大手の転職エージェント数社に登録しましょう。若手未経験の転職に強いのも、国内企業に通じる太いパイプを持っているのも、大手の特徴だからです。ほかに、技術職であればエンジニア系やITエンジニア系に強い転職エージェントがありますし、女性であれば女性の転職に強い会社も存在します。でもまずは、大手に登録することが重要です。
少なくとも2~3社に登録し、提案力やサポート力、担当者との相性などを見極めてから一社に決めるのがいいでしょう。比較しなければ、本当に自分に合った転職エージェントなのかどうかもわかりません。大企業への転職を成功させるには、転職エージェントの選び方こそが重要です。親身になって相談に乗ってくれ、本当に自分の成長を応援してくれる担当者を見つけ出しましょう。