【選考通過する職務経歴書の作り方】職歴なしをカバーする書き方のコツ3選

【選考通過する職務経歴書の作り方】職歴なしをカバーする書き方のコツ3選のイメージ

既卒で職歴がないのに、職務経歴書の提出を求められて困った、という人もいるのではないでしょうか。

「職歴がないから出さなくても印象が悪くなることはない?」
「アルバイト経験を書いても良いの?」
「アルバイトもしていない場合は、どうしたらいいの?」
など、よくある質問にひとつずつお答えしていきます。職歴がなくて不安を抱えている人は、これを読めば何をすればいいのかが見えてくるはずなので、目をとおしてみてください。

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この記事のもくじ

職歴なしの職務経歴書でも、書類選考通過できる?

そもそも職務経歴書とは「正社員の経歴」を指しています。具体的には、「経歴要約」「職務経歴」「資格・スキル」「自己PR」「志望動機」を記載します。新卒以外の就活の場合は、仮に職歴がなかったとしても、職務経歴書の提出を求められることがあります。

では、既卒で職歴がない場合は、書類選考の時点で100%落ちてしまうのでしょうか?そんなことはありません。既卒の就職率は、約45%と言われています。既卒のうち、約半分くらいの人がきちんと就職できているということですね。職歴なしの職務経歴書を提出したとしても、書類選考を通過することは可能なのです。

ただし、通過するためには、職歴なしであることをカバーする内容の職務経歴書を作成しなければなりません。作成の仕方のコツは、後ほど詳しく解説するのでそちらを確認してください。

職務経歴書は職歴なしの場合も提出が必要

職務経歴書の提出を求められた場合、職歴の有無に関わらず、必ず提出するようにしてください。採用担当者は、職務経歴書を見て、あなたがいつどこで働いていたのかという単なる職歴を知りたいわけではありません。

具体的にどんな仕事をしていて、その経験からどういったスキルが身についたのか、そのスキルは自社でも活かせるものなのかなどを総合的に判断します。経験や能力を含めて、自社で活躍できる人材なのかを見極めるために提出を求めているわけです。

採用担当者はプロですから、書類のまとめ方を見るだけでもあなたのスキルや考え方が分かります。職歴がなかったとしても、分かりやすくまとめられていれば能力があると評価されることもあるので、職務経歴書の提出を求められたら自己アピールのために必ず提出するようにしましょう。

職歴なしでも面接へ行ける職務経歴書を作成するコツ3個

職務経歴書を書いた方が良いと言われても、職歴がないので書けない…と思っている人も多いのではないでしょうか。ここでは、職歴がない人が職務経歴書を作成する場合のコツを3個ご紹介します。

経歴はとにかく分かりやすく

大学卒業後に何をしていたのかを端的にまとめます。人事担当者は多忙なため、残念ながら書類にじっくり目を通している時間はありません。そのため、ひと目でポイントが伝わるように書くことを重要です。既卒の場合は、仕事への意欲や空白期間に何を考え、どう行動したのかなどをまとめておくと良いでしょう。

自己PRは履歴書とは別のものを

職歴がないということだけで、多少のハンデがあるのは事実です。だからこそ、少しでも印象を良くするために自己PRの書き方は非常に重要です。アピールする要素は多い方がいいので、なるべく履歴書とは別のことを書くようにしましょう。

書き方も非常に重要です。まず、結論を書きます。そして、それを裏付ける具体的なエピソードを書き、最後にその力をどう活かせるのか、という流れでまとめます。文章の書き方でも、その人の能力は伝わるので、流れを意識して書きましょう。

スキルは具体的に

最低限のパソコンスキルは、どの企業でも求められます。そのため、Word・Excel・Powerpointなどと書くだけでは、あなたの能力は伝わりません。グラフ作成やマクロによる自動化、経営会議で使う資料の作成(アニメーション付き)など、できるだけ具体的に書くことをおすすめします。

既卒でニート、バイト経験もない、完全な職歴なしの場合の職務経歴書の書き方は…

アルバイト経験も立派な職歴だとお伝えしましたが、アルバイト経験がない場合はどうしたらいいのでしょうか。例えば既卒でニートの場合、空白期間ができてしまいますよね。空白期間ができてしまった理由については、書類上で詳しく書く必要はありません。

とはいえ、前向きな姿勢は伝えておくべきなので、経歴の部分で、志望職種に必要な資格取得のために勉強中というような感じで、どんな目的を持って何に取り組んでいるのかを軽く触れておくようにしましょう。ただし、面接で聞かれる可能性はあるので、突っ込んだ質問に対しても動揺せずに答えられる準備はしておく必要はあります。

こんな職務経歴書(職歴なし)を作成する時はどうする?

正社員としての職歴がない場合、具体的に職務経歴書はどのように作成すればいいのでしょうか。パターン別に確認していきましょう。

既卒でニート。職歴もバイト歴もない場合

仮に職歴が全くなかったとしても、職務経歴書は提出しましょう。職歴部分は省いて、それ以外の部分を埋めておけば問題ありません。アルバイト経験がない=職歴がない場合は、「経歴要約」「資格・スキル」「自己PR」「志望動機」を記載します。紹介済みの作成のコツを参考に、まとめてみましょう。繰り返しになりますが、それ以外の部分だけでも提出することによってあなたの魅力を伝えることができるので、手を抜かずに作成しましょう。

職歴なしだけどフリーターから正社員になりたい場合

アルバイト経験しかないけれど、正社員を目指している人もたくさんいらっしゃると思います。ひとつ言えることは、アルバイトも立派な職歴だということです。

特に、志望企業と関連性があるアルバイトであれば、どんな経験をし、どんなスキルを身につけ、入社後どう活かせるのかということをまとめれば自己アピールになります。長期間同じところでアルバイトをしている場合、継続力はもちろん、長いアルバイト生活の中で、課題に感じたこと、それに対して自分で考えて行動し、解決した経験などは、課題発見能力や課題解決能力という形で自己PRになります。

ただし、短期間でアルバイトを辞めてしまっている場合は、「すぐに辞める人」という悪い印象がついてしまうことがあるので、書き方には注意が必要です。

職務経歴書がちゃんとできているか自信が持てない時は

自分なりに色々と考えて、職務経歴書を作成すると思います。でも、本当にこれでいいのか、自己アピールできているのかなど不安な人もいると思います。第三者に見てもらい、客観的な意見をもらってブラッシュアップすることをおすすめします。

第三者というと、友人や家族、同僚や先輩などが思いつくかと思いますが、書類のチェックはプロにお任せするのが一番です。まずは、転職のサポーターとして様々なノウハウをもっている転職エージェントに登録しましょう。転職エージェントは、適職診断や書類添削、面接対策など充実したサポート体制を整えており、それらはすべて無料で利用することができます。

利用するためには、気になる転職エージェントに情報を登録します。その後、面談の日程を調整し、面談日に転職の相談と併せて、書類の添削もお願いしましょう。転職エージェントは、これまでの成功事例や企業がどういった部分を評価するのかなどを踏まえたアドバイスをしてくれます。フィードバックをもらったら、その内容を踏まえて修正します。それを繰り返していくうちに、魅力的な職務経歴書が完成するでしょう。

頼るべき人にしっかり頼る、ということも転職活動を成功させるために必要なことだと思います。

まとめ

職務経歴書は、自己アピールをするための重要な書類です。よって、アルバイト経験がある場合はそれを記載し、アルバイト経験がない場合は職歴以外の部分をしっかりと埋めて、提出します。

提出することであなたの熱意や意欲が伝わり、書類の作成能力なども評価される可能性もあるので、必ず提出するようにしましょう。

作成した書類に自信がない場合は、転職のプロである転職エージェントを活用してみてください。客観的な意見をもらい、ブラッシュアップして魅力の伝わる職務経歴書を作成することができるはずです。