履歴書の学歴っていつから?どう書く?【20代:初めての転職を成功する方法】
転職活動を進める中で、重要になってくるのが企業に送る履歴書です。
「新卒就活で何度も書いたから大丈夫」
「なんとなく適当でも、項目が埋まってればいいでしょ」
なんて考えていたら、書類選考を突破できないかもしれません。
履歴書には、作成するうえで大切なポイントがいくつかあります。それらのポイントがおさえられていないと「常識がない」「やる気がない」と判断されかねません。
ここでは、履歴書の「学歴」欄の書き方をご説明します。しっかりと書き方をマスターして、書類選考突破を目指しましょう!
この記事のもくじ
一般的に履歴書の学歴欄はいつから書くもの?
新卒就活の履歴書では、義務教育の最終学年である「中学卒業」からの学歴を記入したかもしれませんが、第二新卒・既卒・20代の転職の場合は、「高校卒業」からの学歴を記入するのが一般的です。
履歴書での学歴、書き方のポイント
- 学歴欄の一行目、中央に「学歴」と記入する
- 履歴書全体で、西暦か元号の表記を統一する
- 高校卒業から記入する。学校名はすべて正式名称で書く
※「○○県立 ○○高等学校」「私立○○学園 高等学校」など、公立と私立の違いも記載する - 専門学校・短大・大学・大学院など、高校卒業以降は、入学と卒業年月の両方を記入
- 学部・学科・コース名なども記入する。応募職種で生かせる専攻・研究テーマはさらに
詳細に記入
[参考サイト]卒業年度早見表
自動計算してくれるのが便利です。
【履歴書】西暦・和暦両対応 入学・卒業年度自動計算表(年号早見表)
西暦・和暦が一目でわかる+生まれ年から検索しやすいのも使いやすいです。
履歴書作成に使える!入学・卒業年の自動計算ツール&年号早見表 ~和暦と西暦の変換表~
ケース別の学歴欄の書き方
留学や休学、転部などをした場合、学歴欄にはどのように記入したら良いのでしょうか?それぞれのケースについて紹介していきます。
浪人、留年をした
浪人・留年をした場合、履歴書に記入する必要はありません。
◆浪人をした場合
予備校は正規の教育機関ではないため、記載する必要はありません。
わざわざ浪人していたことを履歴書で触れなくとも、高校卒業から大学入学までに空白期間があれば「浪人していたんだな」と察しがつきます。
記入例:
平成26年3月 〇〇県立○○高等学校 卒業
平成27年4月 ○○大学文学部日本文学科 入学
◆留年をした場合
ネガティブワードである「留年」をわざわざ履歴書に記載する必要はありません。
大学入学年月と卒業年月を書いておけば問題ありません。
記入例:
平成25年4月 ○○大学文学部日本文学科 入学
平成30年3月 ○○大学文学部日本文学科 卒業
休学をした
休学をした場合には、履歴書にその理由を記入しましょう。
ネガティブな理由、ポジティブな理由の2つの書き方をご紹介します。
◆ネガティブな休学
病気のために休学していた場合、採用担当者が不安がらないように現在は完治したことをアピールして、不利にならないようにしましょう。
さりげなくスマートに記入するのがよいでしょう。
記入例:
平成○年4月 ○○大学文学部日本文学科 入学
3年次に体調不良のため1年間休学(現在は完治)
平成○年3月 ○○大学文学部日本文学科 卒業
◆ポジティブな休学
ボランティアやインターンなどで休学していた場合、アピールポイントとなりえます。しっかりと記入するのがよいでしょう。
学歴欄だけでなく、自己PR欄でもアピールしたいですね。
記入例:
平成○年4月 ○○大学文学部日本文学科 入学
平成○年4月 ○○大学文学部日本文学科 休学
1年間、○○大震災被災者の支援活動に従事
平成○年3月 ○○大学文学部日本文学科 卒業
長期インターンで休学した方の就職活動については以下のページも参考になります。
長期インターンは本当に就活に有利なのか?徹底解明! | ココシロインターン
また、長期インターンの一般的な勤務期間や勤務頻度などは以下のページを参考にしてみてください。
長期インターンの期間は?期間別のメリット・デメリットを徹底解説!
途中退学した
途中退学について、履歴書に記載しなければいけません。
基本的なフォーマットは次の通りですが、やむを得ない理由、前向きな理由で退学した場合は、その理由について追記しても良いでしょう。
やむを得ない理由、前向きな理由とは「在学中に親の介護が必要になったため」「海外留学で英語を勉強するために退学」などです。
「学校での人間関係に悩んだため」「なんとなく将来が見えなくなったため」「単位を落としてしまったため」といったネガティブな理由の場合は、理由を記入しないか、「一身上の都合により退学」と書くのが良いでしょう。
記入例:
平成○年○月 ○○大学文学部日本文学科 中途退学 家庭の事情により中途退学
留学した時
留学した場合には「期間・国・学校名」を記入します。
学歴欄には、目安として1年以上の長期留学から記入するのが一般的です。2~3ヶ月などの短期留学の場合は、自己PRや備考欄に記載するのがよいでしょう。
記入例:
平成○年4月 ○○大学文学部日本文学科 入学
平成○年○月 1年間、アメリカ合衆国○○大学へ留学
平成○年3月 ○○大学文学部日本文学科 卒業
転部した
学部・学科が途中で変わった場合も履歴書に記入をしましょう。
転入先の「学校名・学部名・学科名」を描き、「編入学」と記入します。
記入例:
平成○年4月 ○○大学文学部日本文学科 入学
平成○年4月 ○○大学教育学部教育学科 編入学
平成○年3月 ○○大学教育学部教育学科 卒業
社会人から学生になった
社会人を経験した後に、再び学校に入った場合も、学歴と職歴を分けて記入すれば問題ありません。
時期を記入していれば、就職後に再入学したということが分かります。
記入例:
〔学歴〕
平成17年4月 ○○大学文学部日本文学科 入学
平成21年3月 ○○大学文学部日本文学科 卒業
平成26年4月 ○○大学情報学部情報科学科 入学
平成30年3月 ○○大学情報学部情報科学科 卒業
〔職歴〕
平成21年4月 株式会社○○入社
情報通信業 社員数89名
営業担当として既存顧客への提案営業を行う
平成26年3月 一身上の都合により退社
現在に至る
履歴書の学歴詐称は絶対にしたらダメ
履歴書は公的な文書なので、学歴を詐称すると会社を解雇される可能性があります。
例えば大学を中退した場合には、履歴書に正直に中退と書くべきです。
もしその事実を偽って、大学卒業と書いたり、高校卒業までの学歴しか書かなかったりすると、学歴詐称に問われてしまうかもしれません。
嘘は、すぐにバレてしまいます。
もし履歴書の学歴欄に中退と書かずに空白の期間ができてしまった場合、面接で必ずこの空白の期間について質問されます。適当な理由で説明したり、嘘の経歴を語ったりしたとしても、人事を納得させるのは難しいでしょう。そうなると、次の選考に進むことが叶わなくなるかもしれません。
また、もし学歴詐称をしてしまったら、どうなるのでしょうか?せっかく入社できたとしても、場合によっては懲戒処分となり、最悪の場合は会社を解雇される可能性まであるのです。
ネガティブな学歴があったとしても、採用担当者が納得できる理由が添えてあれば不利にはならないと考えましょう。
履歴書には正しい学歴を書かなければいけません。
履歴書の通過率を上げるには証明写真は写真館で撮る
履歴書の通過率を上げるためには、証明写真を写真館で撮ることが効果的です。
写真館では、専門のカメラマンが撮影時に細かい表情や姿勢を指摘してくれます。そのため、クオリティーの高い証明写真を撮ることができ、企業にポジティブな第一印象を与えられるでしょう。
スタジオインディでは専門のカメラマンに証明写真を撮ってもらうことができるため、採用担当者に好印象を与えられるため、履歴書が通過しやすくなるでしょう。
まとめ
履歴書の「学歴」欄の書き方にはさまざまなルールがあることを理解いただけましたか?
履歴書の書き方で、受ける印象は違ってきます。ネガティブな学歴があったとしても、履歴書には正しい学歴を書かなければいけません。嘘にならない範囲で、どれだけ前向きにかけるかが大切になってきます。
履歴書は採用担当者と初めてコンタクトをとる重要な書類です。「この人と働きたい」「この人と会ってみたい」と思われるような魅力的な書き方を研究して、しっかりとアピールしていきましょう。