自己分析をやり直して転職活動すると結果が変わる!【20代の転職成功編】

自己分析をやり直して転職活動すると結果が変わる!【20代の転職成功編】のイメージ

転職活動をしていると、「自己分析が重要」と言われたり、目にしたことがあると思います。

でも、
「自己分析って本当に必要なの?」
「どうやってやるの?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、自己分析は転職活動を成功させるためにとても重要なものなのです。
ここでは自己分析がなぜ大切なのか、どうやって自己分析をすればいいのか、をひとつずつ紹介していきます。

転職活動を成功させたいと思っている人は、必ず一度目を通しておきましょう。

転職に必要なのは客観性です。

転職をする際に、一人だけで全部やろうとしていませんか?
転職エージェントは二人三脚で進めていくので、転職に詳しいもう1人の自分が性格や適正を踏まえて客観的な視点から判断してくれます。

応募書類の添削や面接対策はもちろん、自分一人では気づかない最適な求人に出会える可能性が高まります。

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この記事のもくじ

自己分析が転職の成功率を上げる!?その理由は

まず自己分析とは、「自分を知る」ことです。

「自分を知る」とは、今までの経験を振り返り、これからどんなことがしたいのか、何ができるのか、何を求められているのか、をそれぞれ徹底的に考え抜くことです。

では、なぜ転職において自己分析が転職の成功率を上げるのかというと、自己分析によって、企業のあなたへの理解度が高まり、転職後のミスマッチも防げるからです。
企業からの質問に対して的確な回答をするためには、まず自分自身がどう考えているのかを知っておく必要があります。

質問の回答に一貫性がなかったり、うまく答えられないと、あなたの魅力が伝わらず、採用の可能性は低くなってしまいますよね。

書類も面接も、限られた枠内で自分のやりたいことや魅力を言語化して伝えなければなりません。そのためには、自分が何を考えているのかをきちんと知っておく必要があります。それが、自己分析です。

自分のことは、分析しなくても分かっているという人もいるかもしれません。

ちなみに、
「なぜ転職したいのですか」
「転職して何を成し遂げたいのですか?」
という質問に対して、即答できますか?
仮に即答できたとしても、反射的に答えてしまっている可能性もあります。

ひとつの質問であれば、その場しのぎでどうにかなるかもしれません。しかし、面接官は、あなたの本心を確かめるために、色々な質問を投げかけます。それらに対して、つじつまの合わない回答をしてしまうと印象が悪くなってしまうので、事前にしっかりと自己分析をしておく必要があるのです。

転職活動がうまく進まない人にありがちなのが、志望軸がコロコロ変わってしまい、何がやりたいのか分からなくなってしまうケースです。これはまさしく、自己分析ができていなかったからと言えます。自分としっかり向き合っていれば、軸がぶれることはないはずです。

裏を返せば、軸がぶれてしまうということは、まだ自己分析が完璧ではないということです。

自己分析がきちんとできていれば頭の中が整理されているので、志望動機を考えるなど、面接対策にはそこまで時間を要しません。限られた時間で転職活動を成功させるためにも、自己分析が重要だと言えます。

そもそも自己分析ってやり直していいの?!

つい最近、就職活動時代に行った自己分析。そんなに時間が経っていないけれど、やり直していいの? やりなおす必要があるの? と思う方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言えば、自己分析は何度やり直しても問題ありません。むしろ、やり直した方がいいケースもあります。やり直した方が良いのは、下記のような方です。該当しない方にとっては自己分析をやり直しても時間の無駄になるかもしれないので、スルーしてOKです。

自分の強みが分からない方

自分の強みが分からないまま転職活動を行うと、キャリアの方向性を誤ってしまう可能性があります。
その場合、無事転職が成功したとしても、また転職を繰り返すことにもなりかねません。自己分析することで自分の強みが明確になり、仕事への適性も分かってきます。

また、転職活動でも面接で「あなたの強みは何ですか」と聞かれることが多くあります。そんな時に自信を持って答えることができなければ、もしくは取り繕ったありきたりなものであれば、採用担当者からの印象はダウンしてしまいます。
自分の強みが分からない、という方は、ぜひ自己分析をやり直して、改めて強みを探し出してください。

自分の価値観が分からない

自分が転職を通じて大事にしたいこと、つまり価値観が分かっていないと、転職活動自体にもブレが生じます。

自分が大事にしたいのは、「給与」なのか、それとも「人間関係」なのか、それとも「やりがい」なのか。人によって仕事に対する価値観はさまざまです。自己分析することで、自分の価値観やその優先順位も見えてきます。

なお、価値観を見つけるためには、自分の「好きなこと」から見つけるほか、「やりたくないこと(消去法)」から見つけるテクニックもあります。

正しい自己分析のやり方(転職用)

重要なことはなんとなく理解できたけれど、具体的にどうすればいいのか分からない、という人も多いと思います。新卒時代と違い、転職の場合は、社会人経験にフォーカスして分析する必要があります。

[1]振り返り→[2]やりたいこと→[3]できること→[4]求められること
この流れに沿ってまとめます。

では、それぞれの考え方を詳しく紹介していきましょう。

[1]振り返り

まずは、これまでの経験を振り返ります。振り返りの情報は、今後のステップを考える際のヒントにもなるので、各項目しっかり洗い出しましょう。

時系列に沿って、仕事概要・仕事内容・モチベーション・スキルをそれぞれ書き出します。仕事概要には、勤務地や昇格した経験、受賞歴なども書いておきましょう。
仕事内容は、成功体験だけでなく、失敗体験も含めて、記憶に残っているものをピックアップします。

モチベーションは、どんな時に上がったか、下がったかを書き出します。スキルには、身についたスキルや取得した資格などはもちろん、面接でよく聞かれる仕事に対する考え方などもまとめておきましょう。

[2]やりたいこと

できることを先に考えてしまいがちですが、できることに縛られると、本当にやりたいことが見えなくなってしまいます。そのため、まずは転職することで、何をやりたいのか、どんなことを実現したいのかを考えます。

書類上や面接でも、今後のキャリアプランも盛り込んで伝えると、あなたへの理解が深まるので、しっかり考えましょう。

仕事に限定せず、プライベートも含めて、「どんな人生にしたいか」という視点で考えることがポイントです。

「仕事で一番やりがいを感じたことは?」
「将来やってみたいことは?」
「どんな家庭を築きたい?」
「人生の転機は?」

自分に対して具体的な質問をぶつけてみましょう。

より自分の本音にせまるため、質問をする際に5W1Hを加えて深堀してみてください。「どんな場所」で実現したいのかもここで考えておくのがおすすめです。絶対に譲れない条件と絶対に避けたい条件の2つの視点から考えることができ、より正確な自分のやりたいことを導き出すことができるはずです。

ここがあやふやだと、応募企業を選ぶ際にぶれてしまい、時間をロスしてしまいます。今の会社に対してどう感じているのか、をすべて洗い出しておきましょう。

[3]できること

言うまでもありませんが、面接でのアピールに欠かせない要素です。仕事を通して身についたスキル、性格、資格の3つの視点で書き出してみましょう。

中には、スキルと言えるものはありません…という人もいるかもしれません。
でも、真面目に仕事に取り組んできた人なら、必ず何らかの力が身についています。

例えば、日々の仕事を少しでも効率化できないか、と考えて改善に取り組んだ経験はありませんか?これは、課題発見力と課題解決力と言えます。月初にスケジュールを考え、期限を守って仕事をしていたという人は、計画力と実行力があると言えます。

このように自分では当たり前だと思っていることも、あなたのスキルなのです。どんなことに気をつけて仕事をしていたか、仕事をする上で大切にしていたことなどを今一度振り返ってみると、見えてくるものがあると思います。

面接で話す際も、具体的なエピソードがある方が伝わりやすいので、まとめておきましょう。

1人では難しい場合は、周りの人に相談してみたり、自己分析ツールなどを活用してみるといいかもしれませんね。

[4]求められること

最後に、企業が求めていることをまとめます。できることと同様に、スキル、性格、資格の3つの視点で書き出します。

できることと求められることを見比べてみて、差が多ければ、その差を埋める努力をしなければなりません。

差を埋めるために何をしているのか、いつ頃までに埋めることができるのか、など具体的に取り組みをアピールすれば、熱意を感じ取ってもらえる可能性もあるので、諦めずに行動しましょう。

20代の転職希望者は自己分析を強み発見のきっかけに


日々仕事に追われていると、なかなか自分と向き合う時間を取れない人がほとんどだと思います。

おそらく、転職を考えている皆さんは、少しでも何かを良くしようと思っている人が多いと思います。そういう課題意識をもっている人は、日々の仕事に対しても、考えをもって取り組んでいることが多いです。

そして、自分のやっていることは当たり前のことだと思っている人が多いので、スキルだと気づいていないのです。

そのため、自己分析をしてみると、思わぬ強みの発見につながることがあるのです。仕事の大小に関わらず、これまでのことを客観的に振り返ってみましょう。仕事に取り組んできた結果、色々なスキルが身についていると思えれば、自信にもつながると思います。

そして、強みが明確になれば、選択肢も広がります。自信がある人もない人も、改めて言語化してみると新たな発見があると思うので、自己分析をしてみることをおすすめします。

自己分析ができたら転職活動をすすめましょう:

自己分析時の注意点

実際に自己分析する際には、いくつかの注意点があります。これを意識せず自己分析するとただの「自分探し」で終わってしまい、転職成功にはたどり着かないので気をつけてください。

〔1〕「〇〇したい」よりも「△△をした」が重要

転職活動時の自己分析においては、どうしても「次の仕事では〇〇したい」と「WANT」が前に出る傾向にありますが、それは不正解ではないとは言え、決して正解ではありません。「〇〇したい」の裏に△△をした、という根拠がなければ、それは「芸能人になりたい」と言っているのと一緒です。自己分析では、「△△したから〇〇したい」と自分の過去の経験(△△)と向き合い、「WANT」(〇〇)につなげるようにしましょう。

〔2〕あくまでも「企業ファースト」

上記にも共通するのですが、自己分析する際には「自分」主体ではなくあくまでも主役は転職先の企業であることを念頭に行いましょう。もちろん「自分」も大事です。

ただし、企業が求めているのは「あなた」である以前に、「企業にマッチする人材」です。「自分の強みはコレだ!」「〇〇という仕事が天職だ!」とひとりで決め付けたところで、それが企業のニーズにマッチしなければ何の意味も持ちません。

〔3〕自己分析ができた=内定とは限らないと心得よ

自分的には完璧な自己分析ができた、さらに他己分析もしたし、これで内定は確実なはず! と勘違いしてしまう方も少なからずいらっしゃいます。

ただ、自己分析は転職および今後の人生に有効な「手段」なだけであって、転職のゴールを約束するものではありません。

実際に内定を獲得するためには、「選考慣れ」が必要不可欠です。例えそれが不採用であっても不採用になった理由を考えることは意義がありますし、その経験を次に活かせます。自己分析をつくることで満足するのではなく、それを実際に現場で活用し、その都度振り返りを行うことが重要です。

自分で自己分析ができているか自信が持てない時は

自分で自己分析をしてみたものの、本当にこれでしっかりよいのだろうか、と不安に感じている人もいるかもしれません。そんな人は、転職エージェントの自己分析サポートを活用してみましょう。

転職エージェントに登録すると、あなたからの情報や面談の内容を踏まえて、客観的にアドバイスをしてくれます。また、企業の情報も把握しているので、企業側の視点からも助言してもらえます。志望企業を想定して、模擬面接をしてもらうこともできます。

誰かに見てもらうことは、自信につながったり、ブラッシュアップされたりと、メリットがあります。1人で悩んで動けなくなってしまうことが一番もったいないので、悩んだらまず相談してみましょう。

まとめ

自己分析は、書類や面接など限られた時間で自分のことを最大限アピールするために、必ず必要です。

少し時間はかかるかもしれませんが、自分のやりたいこと、強みが明確になれば、企業選びや志望動機を考える時間も短縮されます。

自己分析ができていない方が、かえって非効率になってしまうので、時間を見つけてなるべく早く取りかかりましょう。