空白期間も不利にせず書類を通過し、転職を成功させる方法【20代の転職編】

空白期間も不利にせず書類を通過し、転職を成功させる方法【20代の転職編】のイメージ

「内定がもらえず、転職活動が長くなってしまった…」
「親の介護で転職活動ができなかった… 」
「留学していた… 」
など、様々な理由で空白期間ができてしまった人もいると思います。

そして、空白期間が長くなればなるほど、就職するのは難しいから…と諦めてしまっている人もいるかもしれません。

そんな不安を抱えている人に向けて、企業は実際どう感じるのか、どう伝えれば印象が良くなるのか、そのために何をすべきなのかなど、就活を成功させるためのヒントをまとめました。

きっと道が拓けると思うので、不安を抱えて立ち止まってしまっている人は是非、一度目を通してみてください。

転職に必要なのは客観性です。

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転職エージェントは二人三脚で進めていくので、転職に詳しいもう1人の自分が性格や適正を踏まえて客観的な視点から判断してくれます。

応募書類の添削や面接対策はもちろん、自分一人では気づかない最適な求人に出会える可能性が高まります。

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この記事のもくじ

職歴に空白期間があるのはやっぱりハンデ

転職活動の目安期間は3か月と言われています。そのため、空白期間が長くなればなるほど、企業側の不安は大きくなり、マイナスな印象を持たれてしまいます。

具体的には、書類選考で落ちてしまう可能性が高くなったり、面接で離職期間について掘り下げて聞かれるようになったり、その回答次第では、次のステップに進むことも難しくなってしまいます。

よって、空白期間が長ければ長いほど、ハンデが大きくなると言えます。でも、そういったハンデを乗り越えて就職した人も、もちろんいます。そのためのポイントをこれから紹介するので、しっかり確認しておきましょう。

空白期間を自己PRに変える、考え方のコツ

この記事を読んでくださっている方は、不安を抱えながらも、少なからず就職したいと思っている人だと思います。

空白期間はハンデですが、実は自己PRに変えることができるのです。そのための考え方のポイントを4つにまとめました。ひとつずつ確認してみましょう。

空白期間ができたことを受け入れる

まず、空白期間ができてしまったことを前向きに受けいれましょう。おそらく多くの人は、ネガティブに捉えていると思います。

でも、そういった気持ちは書類や面接で表れてしまい、相手に不安を抱かせる要因となってしまいます。一緒に働く人を選ぶ際に、自信がなさそうに見える、暗い雰囲気の人は選びませんよね。

それぞれ理由があって就職には至ってはいませんが、就職したいという前向きな気持ちがあって行動していたはずです。そのために、自分なりに色々ともがきながら、頑張ってきた人も多いと思います。

だからまずは、「この空白期間は、自分にとって必要な時間だった」と受け入れる努力をしましょう。そうすると、気持ちが少し楽になり、雰囲気も変わってくると思います。

なぜ空白期間ができてしまったか

そして、空白期間ができてしまった理由を明確にしておきましょう。病気などやむを得ない理由から、条件を厳しくしたため、応募企業が少なく、内定をもらえなかったなど、理由は人それぞれだと思います。

転職活動では、なぜそうなったのか、なぜそうしたのか、など目的や意思を問われることが多くあるため、その第一歩として、なぜ空白期間ができてしまったのか、自分と向き合い、明確にしておく必要があります。そうすれば、次に何をすればよいかも見えてくるので、自分の本心をしっかり洗い出しましょう。

空白期間に何をしていたか

空白期間ができてしまったことは、変えられない事実です。重要なのは、その時間をどう活用したかです。空白期間ができてしまった理由を踏まえ、だから何をしたのか、ということが非常に大切です。

目的もなく、ただアルバイトを続けるのではなく、希望職種に必要なスキルを習得するためにアルバイトをしたり資格取得のための勉強をしたりするなど「目的を持って取り組んでいる」ことがポイントです。

空白期間の経験から何を得たか

目的を持って取り組んだ結果、学んだことや気づいたことも振り返っておきましょう。

採用担当者は、どんな目的で、どんな行動をして、何を学んだか、などの様々な情報から、仕事に取り組む姿勢や考え方などが、自社に合っているかを見極めています。

ただ行動しただけでは、指示がないと行動できない人、仕事に対する意欲が低い、などのような印象になってしまう可能性があります。そうならないよう、何を学んだのか、さらにそれをどう活かしていきたいのか、なども自信をもって伝えられるように、まとめておきましょう。

入社後のイメージを具体化しておく

空白期間の経験や身に着けたスキルを、具体的にどう活かせるのかを考えましょう。採用する上で、自社にどう貢献してくれるのか、は重要なポイントです。ここが結びつかなければ、どれだけ難しい資格を取って特殊な経験をしていたとしても、目的もなく行動していたと認識されてしまいます。

スキルというと難しく考えがちですが、当たり前のように行っていたことが、コミュニケーション力やタスク管理能力、課題発見力だと言える場合がよくあります。
どんな仕事でも活かせる能力であり、必要とされるスキルなのです

仕事に取り組む姿勢やこれまでやってきたことを中心に、振り返ってまとめてみましょう。
これらを端的にまとめると、離職期間も有意義な過ごし方ができていたということが伝わり、空白期間が自己PRに変わります。書類や面接において、自己PRは非常に重要なポイントのため、面倒くさがらずに一度トライしてみてください。

空白期間があると、企業はどんな印象を受ける?

では、空白期間がある場合、採用担当者はどのように感じるのでしょうか。
希望職種に必要な能力が備わっていない、就職に対する意欲が低い、社会人としての基本的な考え方が備わっていない(危機感がない、計画性がない)というような印象を受けるようです。

でも、あくまでも職歴の空白期間だけを見た印象であり、事実ではない部分もあると思います。その印象を覆すことができるよう、しっかり準備しておきましょう。

今からでも空白期間を埋める努力をはじめよう

この記事を読んでくださっている人の中には、空白期間ができてしまったことによって、モチベーションが下がっている人もいるかもしれません。
空白期間ができてしまったことも、モチベーションが下がって、目的もなく日々を過ごしてしまっていたことも、残念ながら事実です。

でも、諦めないでください。
それらを変えることはできませんが、これからの過ごし方は、変えることができますよね。

今からでも遅くはありません。「空白期間を自己PRに変える、考え方のコツ」に書かれていることを今からやってみましょう。

逃げずに自分と向き合い、これからどう過ごすかを自分で考えて、行動してみましょう。もちろん振り返りも忘れずに行いましょう。そうやって考えて行動し、自分の中に蓄積していくことは、書類上でも面接でも自信を持って伝えることができます。

そして、自分で考え、目的をもって行動する力は、就職後も必要なスキルです。

これまでのことを悔やむのではなく、これからのことに目を向けて、行動を積み重ねていきましょう。

空白期間をハンデにしない奥の手

そうは言っても、空白期間が1年以上になると、不安も大きくなってくると思います。先輩や友達、家族などに相談する人もいると思います。1人で抱えてふさぎ込んでしまうのは良くないので、誰かに話してみるのも良いと思います。

せっかく相談するなら、プロにも相談してみることをおすすめします。転職エージェントの方は、企業の考え方や選考基準、同じように空白期間がある人の成功事例など、たくさんの情報を持っています。

専門的な知識をもった人に相談に乗ってもらうことができ、面接対策なども含めてサポートしてもらえるので、心強いと思います。

1人ではうまくできないという場合は、転職エージェント(無料)に登録してみましょう。いくつか登録して、電話や面談を行い、自分が一番素直に色々と話せる人を選んでみてもいいかもしれませんね。

まとめ

この記事を読み始める前に抱えていた不安は、少しは和らいだでしょうか?

空白期間ができてしまったことは、決して良いことだとは言えませんが、その時間の使い方次第で、あなたにとっても、企業にとっても、プラスになる可能性は大いにあります。

まずは現状を受け入れ、何のためにどう過ごすのかを明確にして、行動するようにしましょう。その一連の活動は、間違いなく転職後にも活かせる経験となります。一人では不安な場合は、転職エージェントを活用して、内定を勝ち取りましょう。