転職イベントって行く意味ある?20代、はじめての転職を成功させる活用方法
電車の広告やCMでよく見かける転職イベント。
転職活動をし始めたら、行った方がいいの?と思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、転職イベントのメリット・デメリットから活用のコツまで、ポイントをご紹介します。転職活動中の人はもちろん、転職したいな、転職しようかなとぼんやり考えている人にもおすすめの内容になっているので、確認してみてください。
この記事のもくじ
転職活動を成功させるイベント活用のコツ
転職イベントというと、出展企業のブースがたくさん並んでいるイメージだと思います。
でも、実はそれ以外にも様々なコンテンツが用意されているのをご存知ですか?
個別の面接講座やキャリア相談などの転職ノウハウを学べるものから、無料の写真撮影コーナー、企業の社長や人事担当者による採用に関する講演など様々な企画が用意されています。そのため、転職しようか悩んでいる人や動き始めたばかりの人にもおすすめです。
興味はあるけど、仕事をしながらなのであまり時間がないという人も多いと思います。そんな方向けに、イベントをうまく活用するためのコツを5つ紹介します。
事前に質問を最低5つ準備しておく
転職イベントの一番のメリットは、面接以外で企業の人と話すことができるところです。ホームページや求人情報には載っていない、生の声を聞けるチャンスです。
気になる企業が出展している場合はもちろん、情報収集のために参加する場合も、必ず5つ以上の質問を用意していきましょう。複数の企業に、同じ質問をして比較するもよし、時間があれば、企業ごとに質問を用意していくことをおすすめします。
志望意欲の高い企業に対しては、ホームページなどを読み込んだ上で、理念の浸透度を図る質問や、具体的な仕事内容や職場環境に関することなど、踏み込んだ質問をしてみましょう。
事前に情報を登録しておく
転職イベントは、ほとんどの場合、入場時にエントリーシートのような書類を記入しなければなりません。時間を有効活用するため、webから事前手続きをしておくことをおすすめします。
企業の採用担当者が目にする書類でもあるので、入場時に急いで書くのではなく、事前にきちんと考えた内容を登録しておく方が、選考のチャンスも広がると思うので、おすすめです。
出展企業を事前にチェックしておく
興味のある企業が出展している場合は、必ずブースへ訪問しましょう。本来なら、面接でしか会うことのない社員の方と話すことができる貴重なチャンスです。
人気企業には人が殺到することもあります。入場したらまず、気になる企業回りをしましょう。特に気になる企業がない場合は、ブースの雰囲気などを見て、色々と話を聞いてみると、視野が広がってよいと思います。
気になる講座やセミナーをチェックしておく
企業ブース以外に、個別のキャリア相談や職務経歴書添削コーナー、企業の人事担当者などによる講演会など様々なコンテンツが用意されています。人数制限や予約制の場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
身なりはしっかり整えて
イベントとはいえ、採用の一環であることに違いありません。そのことを理解し、服装自由の場合も、オフィスカジュアルのような節度のある格好をしておく方がよいでしょう。
靴や鞄、髪型などもできるだけ整えて参加するようにしましょう。場合によっては、その場で次回の面接日が決まるケースもあるようなので、気持ちのよいコミュニケーションを心がけましょう。
転職イベントに行くメリット、デメリット
転職イベント以外にも、転職情報サイト、転職エージェント、ハローワーク等、様々な手段があります。
そして、それぞれにメリットとデメリットがあります。転職活動をうまく進めるためには、それらを理解した上で、自分にあったやり方を見つけることが大切です。
ここでは、転職イベントのメリットとデメリットを確認していきます。
メリット
- 社員と話すことができる
- 企業の雰囲気を見ることができる
- 無料なので気軽に参加できる
- 転職ノウハウなども学ぶことができる
- 視野(選択肢)が広がる
- 選考フローを短縮できることもある
デメリット
- 回れる企業に限りがある
- 開催場所が限られている(移動時間がかかる、地方開催がない)
自分の条件に合った企業を見つけるという点においては、転職エージェントや各サイトを活用し、条件を絞って探す方が、マッチング率が高まるのは事実です。効率だけを考えれば、webを活用するのが一番でしょう。
しかし、webは誰に対しても同じ情報しか与えられていません。実際に、企業の雰囲気を感じたり、生の声を聞けるという点が、イベントの一番のメリットです。
挨拶や話す内容はもちろん、姿勢や表情、ブースの作り方などにも、企業のカラーは出ています。自分の目で確かめられる貴重なチャンスを是非活かしてください。
また、条件を絞りすぎると、選択肢が狭くなりがちです。広げすぎるのもよくありませんが、イベントに行くと、新たな出会いや可能性の発見につながり、視野が広がることもあります。
イベントによっては、スカウトブースが設置されていて、出展企業から面談希望メールが届くシステムを導入しているところもあります。ブースで話をした流れで、次回面接の日程調整になるケースもあり、通常より選考フローが短縮されることもあるようです。
また、イベントは、休日だけでなく平日も行っているようなので、仕事終わりの時間なども活用して、効率的に情報収集できるとよいですね。
転職イベントに出ている企業はどんな企業?
転職イベントには、大手企業や地元の企業、地方自治体や学校法人など様々な業種の企業が出展しています。開催地にもよりますが、50社以上の場合が多く、多いところでは300社以上が出展している大規模なイベントもあります。
転職希望者と実際に会ってコミュニケーションを取りたい、web上では伝えられない自社の良さを発信したいと考える企業や、大人数の採用を検討している企業が、広告の窓口を拡大するために利用するケースが多いようです。
また、営業やエンジニアなど職種を絞ったイベントもあるようです。職種が絞れている人は、そういったイベントに参加してみるのもよいかもしれませんね。
転職イベントで収穫を得られるちょっとしたポイント
イベント活用のコツのところで少し紹介しましたが、転職イベントをうまく使うと、その場で収穫を得られることがあります。そのためのポイントをまとめておくので、イベントに参加する前に確認しておきましょう。
情報登録はしっかり丁寧に
企業側がイベント参加者に対して、面談希望メールを発信できる場合があります。企業は、事前または入場時に登録された情報を元に絞り込みをかけるため、情報の登録は非常に重要です。
転職サイト上でのアプローチと違い、その場で話せるので、うまくいけば転職活動を大きく前進させることができます。
あなたのどの情報が企業にヒットするかは分からないので、どの項目も手を抜かず、しっかり書き込むようにしましょう。
質問準備を忘れずに
企業ブースで、社員の生の声を聞ける機会は、とても貴重ですよね。同じように、企業側も求職者と直接話すことができる場として、重要視しています。ここで良いコミュニケーションが取れれば、その場で次回の面接日程の調整につながることもあるようです。
特に、気になる企業が出展している場合は、事前にホームページや求人情報などを確認した上で、質問を準備しておきましょう。
また、なぜ自分が興味を持っているのかについても、きちんと伝えられると印象アップにつながるかもしれないので、しっかり準備しておきましょう。
気に留めていなかった企業に対しても質問することで、たくさんの情報を得られます。イベント後に、気になる企業の情報と比較することもできるので、積極的に情報収集することを意識しましょう。
まとめ
転職イベントの魅力は、何と言っても社員の生の声が聞けることです。多くの情報を引き出すため、事前に5つ以上の質問を用意しておきましょう。
キャリア面談や人事担当者による講演などのノウハウ系コンテンツから、選考フローを短縮できたり、今まで見ていなかった企業との出会いがあったりと、様々なメリットがあります。
その他の方法も含めてメリット・デメリットを理解し、自分に合ったやり方を見つけていきましょう。