履歴書は印刷したものを提出してもOK【20代でも選考通過する書類の作り方】
「履歴書ってパソコンで作成したものでもいいの?」
「印刷する用紙って決まっているの?」
など、色々と分からないことがあると思います。
履歴書は、あなたの個人情報が詰まった大切な書類なので、きちんとルールを守って対応したいですよね。
履歴書の書き方から、印刷前のチェックポイントと印刷の仕方まで、履歴書にまつわる疑問を解説します。知らないまま提出してしまうと、機会損失になる可能性があるので、事前にチェックしておきましょう。
この記事のもくじ
履歴書はワードで作って印刷したものでOK
履歴書は手書きで書くものだと思っている人も多いと思いますが、パソコン作成で問題ありません。もちろん手書きがNGというわけでもなく、あえて言うなら企業に合わせて選択するのが望ましいと言えます。
手書きの場合、個性や熱意が伝わる場合もありますが、作成に時間がかかり、読みづらいというケースもあります。
パソコンの場合は、個性や熱意が伝わりにくいと捉えられることもありますが、作成時間が短く、読みやすいです。
メリットデメリットの判断基準が明確ではないため、どちらで作成したものでも良いとされています。
ただし、新聞やチラシなど紙媒体での求人や長い歴史のある老舗企業などの場合は、手書きの方が好まれる傾向にあるようです。逆に、インターネット上で求人を行っている場合は、パソコンで作成した履歴書でも問題ないケースが多いようです。
また、外資系やIT系の企業については、効率やパソコンスキルを見極める意味でも「履歴書はパソコンで作成するもの」と考えられていることが多いようです。
パソコンで作成する場合は、フォーマットを活用することをおすすめします。一から自分で作るとなると時間もかかりますし、手間を省くために箇条書きにするととても見づらくなります。
パソコンスキルを確認するための材料にもなるため、見やすさを意識して作成するようにしましょう。
多くの会社は、どちらもOKとしているため、履歴書作成に充てられる時間や企業風土などから、総合的に判断するのが良いでしょう。手書きでもパソコンでも、見やすいものを作ることを心がけましょう。
履歴書の正しい印刷方法
履歴書は、住所や生年月日から学歴や職歴など、個人情報のつまった重要な書類です。企業側でもきちんと管理される書類のため、正しい印刷方法を確認しておきましょう。
どんな用紙は印刷にする?
自宅のプリンターで印刷する場合、「A4判の厚みのある上質紙」に印刷するようにしましょう。
市販の履歴書と同じ、見開くとA3サイズになるもので、0.2mm程度の厚みがある用紙を選ぶとよいでしょう。A3サイズの用紙が二つ折りになっていて、片面ずつ印刷することができる履歴書専用の印刷紙であれば、自宅でも印刷できるのでおすすめです。
厚めの用紙を用意できない場合は、通常のA3サイズの用紙に印刷するか、A4サイズの用紙2枚に印刷したものをクリップで留めて、提出しましょう。両面印刷をして1枚にまとめることはやめましょう。またホチキスで留めるのもNGです。企業側は独自の方法で書類を管理しています。ほかの人と違った形式で提出することにより、管理がしづらくなることに配慮し、準備するようにしましょう。
当たり前のことですが、用紙は白、インクは黒を使いましょう。目立つために用紙やインクの色を変えたいという人がたまにいますが、書類の中身で印象に残すことの方が重要です。よって、印刷時は最低限のマナーを守ることを心がけましょう。
インクで汚れたらどうする?
繰り返しになりますが、履歴書は重要な書類です。仮にほんの少しでも汚れてしまったら、必ず印刷し直しましょう。これくらいならいいか、と思う気持ちも分からなくもないですが、そのちょっとした甘えが就活では明暗を分けることもあります。
インクだけでなく、誤字脱字や変なところに折り目がついてしまった履歴書も同様に、受け取った側の印象は悪くなります。なぜなら、「これくらいいいや、という気持ちで仕事をする人なのかな」「こういった細かい部分に気づかないような人なのかな」と思われてしまうからです。
企業と接する全ての機会が、あなたにとってチャンスだと捉え、ひとつひとつ丁寧に準備するようにしましょう。それを怠ると、自分のやったちょっとしたことで足を引っ張ってしまい、機会を逃してしまいます。
それはもったいないので、気になる部分は必ず納得がいくまで整えてから、提出するようにしましょう。
フォントサイズはどれくらい?
推奨される文字サイズは、10.5pt~11pt(氏名は14pt~18ptでもOK)です。実際に印刷してみるとわかると思いますが、相手がストレスなく読みことができるサイズです。
また、変わったフォントで目を引くこともやめましょう。ビジネスマナーがないとみなされて、悪印象になってしまう可能性があります。フォントは、一般的な明朝体かMS Pゴシックがおすすめです。
履歴書を印刷する前に再チェックしたい項目
履歴書は、住所や生年月日から学歴や職歴など、個人情報のつまった重要な書類です。企業側でもきちんと管理される書類のため、正しい印刷方法を確認しておきましょう。
日付
記入漏れ、古い日付になっていないか確認しましょう。面接に持参する場合は面接日を、郵送の場合は投函日を記載します。細かいですが、学歴や職歴の元号と合わせるようにしましょう。
住所や連絡先
採用の合否について、電話で連絡がある場合が多いので、番号に誤りがないか確認しておきましょう。必要書類を郵送で送る場合も履歴書を元に準備するため、必ず最新の住所を間違いなく記載しておきましょう。
学歴や職歴
西暦と和暦が混在していないか、日付の書き方とも合っているか確認しましょう。もちろん、年月日に誤りがないかも今一度確認しましょう。
採用担当者が発見した場合、わざわざ計算しなおさなければならなくなり、手間をかけさせてしまいます。印象も悪くなるので、必ずチェックしましょう。
志望動機
同時期に複数の企業を受けている場合は、志望する企業の志望動機になっているか、念のため確認しておきましょう。必ずその企業でなければならない理由を組み込み、自己PRも盛り込んでおくとよいでしょう。
証明写真
写真は、データ上で張り付けて印刷するのではなく、プリントアウトしてから張り付けるようにしましょう。
捺印
プリントアウトにすると忘れがちですが、写真同様に、プリントアウト後に一枚一枚捺印するようにしましょう。
好印象を与える、選考通過しやすい履歴書を作るポイント
重要な書類だからこそ、作成には時間がかかると思います。
しかし、採用担当者は非常に忙しく、採用が本格化する時期には、履歴書を見る時間はほんのわずかだともいわれています。
よって、短い時間でも「熱意」「採用するメリット」が伝わる内容にする必要があります。そのためのポイントは2つあります。
まず、基本的なマナーをきちんと守ることです。
誤字脱字がないのはもちろん、年号が統一されているか、学校名や学科名などは省略せずに書いているか、資格は取得順に書いているかなど、最低限のマナーを守って作成しましょう。
また、業務に関係のない資格を書き並べたり、マニアックな趣味をたくさん書くことは避けましょう。資格や趣味欄も、自分をアピールするための場所と考え、業務に関連性のある効果的なものを選んで書きましょう。
そして、入社したいという熱意を伝えるために重要なのが、「志望動機」です。
面接でも必ずと言っていいほど聞かれます。それだけ企業側も重要視しているということですね。
その企業でなければならない理由と採用するメリットがあるということが伝わるよう、しっかり作成するようにしましょう。
まとめ
履歴書は、あなたの様々な情報が詰まった重要な書類です。だからこそ、印刷する用紙やフォントサイズなど細かい部分にまで気を配る必要があります。
採用担当者は時間がない中、多くの履歴書を確認しなければなりません。
間違っても、使いまわしや汚れや変な折り目がついたまま提出することは避けましょう。その時点で、はじかれてしまう可能性が高いからです。マナーを守って、読みやすい書類になるように努めましょう。
また、熱意がしっかりと伝わるよう、志望動機はじっくり考えて作成しましょう。そこであなたを採用するメリットが伝えられれば、次のステップに進める可能性は高まるでしょう。